外資系企業動向

CAD/CAMで歯科用インプラント補綴物市場を革新するオーストラリア企業Implant Solutions PTY, LTDが大阪の製造拠点を本格稼働

2021年09月01日

2007年にメルボルンで設立されたImplant Solutions PTY, LTD(商号 Osteon Medical外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)は、デジタルソリューションによる高精度なCAD/CAM(Computer-Aided Design/Computer-Aided Manufacturing)加工技術を用いて、カスタマイズされた歯科用インプラント補綴*物を製造する企業。

拠点設立
2020/01
進出先
大阪府 , 大阪市

  • ICT
  • バイオテクノロジー/ライフサイエンス
  • オーストラリア

同社は歯科用インプラント業界において、幅広いインプラント補綴物を開発・作成しており、コンポーネント、単独歯、ブリッジ、フルアーチといったインプラントハードウェアの設計と製造を行っている。Osteon Medicalは、国内外のラボと緊密に連携し、長い期間の使用に耐えうる良質な補綴物を患者やクライアントに提供している。

Implant Solutions PTY, LTDは2020年1月に、急速に進むデジタル化に対応した歯科インプラントトータルソリューションを展開し、日本に製造拠点を設けて日本の患者に応じてカスタマイズされた歯科技術を提供するために、大阪市にオステオンデジタルジャパン株式会社を設立した。2021年8月には、京セラ株式会社との戦略的な協業を発表し、9月には京セラが同社のデジタル技術を活用したインプラント補綴物の販売を開始する。これにより、同社の製品やソリューションを大阪の製造拠点から日本の歯科医師や歯科技工士に届けることで、歯科用インプラント市場を革新していく。

オステオンデジタルジャパン株式会社の設立にあたり、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター(IBSC)では、大阪と東京で、IBSC施設の提供、コンサルテーション(登記、税務、労務)、サービスプロバイダーの紹介(司法書士、行政書士、税理士、特許事務所、銀行、不動産会社、人材会社)、市場・規制情報の提供を行った。

最新のCAD/CAM加工技術により製作されるインプラント補綴物  

  1. *

    補綴(ほてつ):歯科治療における補綴は、歯が欠けたり、なくなったりした場合に、かぶせものや入れ歯などの人工物で補うこと(出所:公益社団法人 日本補綴歯科学会)。

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