更新情報再生可能エネルギー発電設備向け電力変換装置の製造・販売会社ドイツのConverterTec Deutschland GmbHが千葉県に日本法人を設立

2020年12月08日

ConverterTec Deutschland GmbH（ドイツ）は風力発電を主とする再生可能エネルギー及び発電マーケット向け電力変換装置及び部品の販売、保守・点検・サービス及び技術トレーニングを提供する企業。

同社はドイツの再生ファンド会社であるAurelius Groupが2020年にWoodward Inc.（米国）から同事業を買収した後、グループ傘下として設立した会社である。現在、同社製のコンバーターは世界全体で2万3,000基以上インストールされており、取り付け済電源は45GW以上に及ぶ。

脱炭素社会の実現を目指す日本では「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律（再エネ海域利用法）」が2018年に施行され、洋上風力発電関連産業の大きな伸長が期待されることから、同社は2020年8月に千葉県にコンバーターテックジャパン合同会社を設立した。

前身のWoodward Japanにより日本で稼働する風力発電設備200基以上での採用・稼働実績があり、新会社設立により今後さらなる成長が期待される。電力変換のエキスパートとして、風力発電に加え、バッテリーエネルギー貯蔵システム、また国際水素戦略を立ち上げたドイツ政府の後押しで、グリーン水素生産のための水素発生プラント向けの最新コンバーターシステムの提供も行っていく。

同社の日本拠点設立に際し、ジェトロ千葉貿易情報センターはジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター（IBSC）と協力して、地方自治体との面談アレンジ、外資系企業スタートアップセンターの紹介、サービスプロバイダーの紹介、コンサルテーション（登記、税務、法務）を行った。