更新情報米国の浮体式洋上風力技術大手Principle Power(プリンシプルパワー)が東京に日本法人を設立

2020年06月02日

Principle Power Inc.外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは、2007年にカリフォルニアで設立された、洋上風力発電設備の浮体式基礎構造の設計サービスを提供する企業。世界の洋上風力発電産業は、これまで多くの着床式事業が実施され、急速にコストダウンが進んでいる。一方水深が 60m以上の地点では、コストとリスクの観点から、浮体式技術がより適していると考えられている。5つの海溝に囲まれた深海大国日本では、電力事業者を含む多くの企業や団体が浮体式の実証事業を計画・検討している。

Principle Power Inc.のロゴ

同社の洋上風力タービン用の浮体式基礎WindFloat®は、半潜水型三本柱式安定洋上プラットフォームである。波やタービンの誘導運動を減衰させ、風力資源が優れている従来はアクセスできなかった場所への風力タービン敷設を可能にする。組立、試運転、運用時にも、海上での重量物運搬作業を省き、O&Mダウンタイム(運転保守による操業停止時間)の削減を図ることで経済効率を高める。2011年から5年に渡り行われた実証事業では、極度の強風、高波などにおける安全性から、ディコミッショニング(基礎部分の退役・廃止措置)の環境影響まで包括的に検証され、WindFloat®の実用性が証明された。

日本での洋上風力プロジェクトの本格化へ向けた営業拠点として、同社は2020年3月に、東京都にプリンシプルパワージャパン合同会社を設立した。5月に日本風力発電協会(JWPA)の正会員となった同社は、自治体や港湾・電力事業者との連携、洋上風力バリューチェーンを創造する地元企業との協働、それによる洋上風力エコシステムおよび結節点を形成していく。

同社の日本拠点設立に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター(IBSC)では、情報提供(市場、補助金・インセンティブ)、コンサルテーション(登記、税務、労務)、サービスプロバイダー紹介(税理士、会計士)、PR支援を行った。

プリンシプル・パワー社より提供

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