更新情報シリコーン製品および先進素材を開発する米国企業モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社が神奈川にジャパンイノベーションセンターを新設

2020年05月08日

同センターではシリコーンを用いた光学機器や電子機器、高耐久塗料、パーソナルケアなど幅広い用途開発に取り組み、顧客と共に試作品の性能をテストすることで、新製品開発のスピードと有効性の向上を図る。例えば、自動車用ディスプレー分野では、ナビゲーションやインストルメントパネル（メーター類を設置する計器盤）の反射を低減して視認性の向上を図ることが求められているが、同センターでは車内の高温に耐えられ様々な製品デザインにも対応できるシリコーン製オプティカルボンディング剤とプロセスの開発を行い、世界中で採用をより加速する予定である。また電気自動車では、エンジンコントロールユニットや電池と同社の放熱材料を使い同社製品の優位性を評価することができる。

同社の前身である東芝シリコーン株式会社の1971年の創立以来、開発・製造・マーケティング・販売・サービスなどの機能を備えていたが、新たに用途開発センターの新設検討を開始した。化学品を扱えるラボの選定にあたり、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター（IBSC）は、自治体との面談アレンジ、情報提供（市場、補助金・インセンティブ、不動産物件）などを行った。