更新情報視線計測システムを開発するスウェーデン企業Smart Eyeが東京に株式会社を設立

2019年05月29日

Smart Eye AB.外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます は、1999年にスウェーデンで創業され、人工知能(AI)を搭載した視線計測システムを開発している。2016年にストックホルム証券取引所へ上場し、現在100人を超える従業員を擁する。

同社の「ドライバーモニタリングシステム」は、被験者の頭部位置と角度、視線角度、瞼開度、瞳孔径などをリアルタイムに解析し、数値化する。ドライバーの集中力、注意力、意図を理解して、その時の状況に応じた制御をする。

同社は自動車の安全運転を支援するため、ドライバーの疲労の検知等が可能な同システムを車内環境に統合させるソリューションを、自動車メーカー向けに提供している。同社システムは2017年に実車へ初搭載されて以降、BMWや吉利汽車(Geely)など、欧州や中国、韓国の自動車メーカーの車両に数多く搭載されている。今後、完全自動運転の実現にも寄与する。

自動車分野以外では、人間と機械の情報伝達を媒介するヒューマンマシンインターフェース(HMI)の研究においても活用実績がある。スウェーデン国外には、米国ミシガン、中国重慶に拠点を持つ。

同社は日本の自動車業界への営業強化のため、東京都にスマートアイ・ジャパン株式会社を設立し、2018年7月より活動を開始。乗用車のみならず、バス・トラックなどの大型商用車の安全運行に貢献すべく、システム採用に向け営業を強化している。

同社の日本拠点設立に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター(IBSC)は、テンポラリーオフィスの賃与、コンサルテーション(税務、労務)、情報提供(市場)、サービスプロバイダ(銀行)の紹介、広報・PR活動の協力を行った。

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