更新情報欧州大手エネルギー企業RWE Renewablesが東京に日本法人設立

RWE Renewablesは、再生可能エネルギーによる発電で世界最大規模を誇るドイツの事業会社である。現段階の総発電容量は9ギガワットに達しており、さらに大規模なプロジェクトの建設も進んでいる。同社の技術ポートフォリオは幅広く、陸上・洋上風力、メガソーラー太陽光発電（PV）、さらにエネルギー貯蔵に及ぶ。欧州、北米・中南米、アジア太平洋等、全世界の15カ国以上の拠点で、約3,500人の再生可能エネルギーの専門家が、大規模な再生可能エネルギー施設を開発、建設、運用している。

同社はその成長戦略に沿って、世界で合計2.6ギガワットの洋上風力発電実績から得た知見とノウハウ、および現地チームとそのパートナーシップを活用して、日本において大規模な洋上風力プロジェクトを開発していくことを目指している。

2019年4月、同社は九電みらいエナジー株式会社との間で、日本での洋上風力プロジェクトの共同開発に関する最初の協力協定を締結した。この協定は着床式プロジェクトをメインとして、主に九州地域で、開発、建設、運営まで含めたプロジェクトを選定するための共同調査からスタートする。様々なパートナー企業および利害関係者と協力し、日本の他の地域においても洋上風力プロジェクトを手掛けていく狙いだ。

同社の日本拠点設立に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター（IBSC）は、テンポラリーオフィスの貸与、コンサルテーション（登記、税務）、自治体の紹介、情報提供（市場、規制、インセンティブ）を行った。