更新情報Guidepoint Global Japan、日本での体制を強化する計画

2019年02月20日

Guidepoint Global Japan合同会社は、米国の専門家ネットワーク紹介会社Guidepoint が2017年10月東京に設立した日本子会社（2018年7月12日付記事参照）。同社は2019年度の業績を2018年度の2倍とする目標を掲げた。

同社は国内外に専門家を擁し、電話、会議、顧客ごとにカスタマイズしたイベントを通じてコンサルティングサービスを24時間年中無休で日本企業に提供している。対応可能な業種は多岐に渡るが、日本では特に、実績が豊富なヘルスケアや、情報通信・メディア、エネルギー産業、消費財・サービス、金融サービス分野で顧客拡大を狙う。

日本では、海外展開やM&A等の専門的知見を持つ人材が慢性的に不足している一方で働き方改革が進んでおり、同社は生産性向上のため社外コンサルへの委託のニーズが増すと見込む。さらに、大手日本企業が副業を解禁し始めたことを受けて、副業希望者を同社サービスの担い手として活用することも検討している。

同社は2018年に対前年40%増の売り上げを実現し、2019年は対前年で2倍の売り上げを目指している。また2019年には日本国内におけるプロフェッショナルの登録者数を2～3倍に増加させる計画である。今後、より多くの顧客と専門家をつなぐ体制を整備するため、日本で勤務する従業員は2019年1月時点ですでに13名であるところ、2019年中に更に15～20名雇用し、2020年以降に50名の体制を整える計画だ。人員体制の強化に伴い、同社は2019年にオフィスの拡大移転を予定している。

ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター（IBSC）は、同社の日本法人設立時に支援をしたが、それに引き続き、今回もオフィス探し等を支援する予定だ。