更新情報カナダの自動車部品メーカーMartinrea Internationalが東京に株式会社を設立

カナダのMartinrea International Inc.は、2001年創業の自動車部品メーカーでトロント証券取引所に上場している。同社は、サスペンション、シャシ、車体、エンジンブロック、燃料用チューブ類等の幅広い自動車用部品を製造している。トロントの本社においては、出資・経理・人事・海外事業・株主サポート・法務などの機能を有しているが、ビジネス（研究・営業・エンジニア等）の主体は米国ミシガン州の拠点が担っている。カナダ、米国のほか、メキシコ、ブラジル、ドイツ、スペイン、スロバキア、中国に拠点を有しており、国際的に事業を展開し、販路拡大している。

これまで日本では日本企業との直接的な取引はなかったが、海外では日系自動車メーカーに製品を納入してきた。日本の自動車メーカーの海外拠点とのビジネスが拡大する中で、2018年1月、顧客である日系メーカーの本社へのサポート機能（営業・エンジニアリングサービス機能）を強化する目的で、東京にMartinrea Automotive Japan株式会社を設立、同年5月より本格的に事業開始した。同社は、日本法人の設立を通して、日本企業との連携を深めたいと考えている。

同社の日本法人設立に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター（IBSC）は、拠点設立に係るコンサルテーション（登記、税務、労務）、サービスプロバイダ（人材紹介会社）の紹介、市場情報及びインセンティブ情報の提供、自治体の紹介等の支援を提供した。