更新情報ドイツの高性能真空断熱パネル・パッキングの製造会社va-Q-tec Agが日本法人を設立

va-Q-tec Ag （バキュテック）は、真空断熱パネル、蓄冷・蓄熱材及び温度管理が可能な高性能パッキング（輸送箱、航空貨物コンテナ）の製造を行う2001年に設立されたドイツ企業。同社のパネルやパッキングの技術・製品は、冷蔵庫等の家電をはじめ、建築材、自動車、航空機に用いられるほか、医薬品の輸送など温度管理を要する広い分野で活用されている。従来の航空便保冷システムよりも、長時間の定温輸送を可能としている。

海外は北米・南米、英国、韓国に拠点を有する。また世界経済フォーラムにおいて技術パイオニア賞を受賞したほか、技術部門、環境・エネルギー部門で多数受賞暦がある。
日本市場では、特にヘルスケア分野に力を入れており、厳重な温度管理が必要な医薬品等の輸送に同社製品を役立てたいと考えている。今後日本市場での更なる販路拡大、APAC（アジア太平洋地域）でのプレゼンス向上のため、2017年4月、東京都にva-Q-tec Japan合同会社（バキュテックジャパン合同会社）を設立した。

日本拠点設立に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター（IBSC）では、テンポラリーオフィスの提供、登記・税務・労務に係るコンサルテーション、物件探し支援、アウトソース先（行政書士、会計士）の紹介を行った。