イスラエル総選挙の正式結果が大統領に提出、アイゼンコット氏は67議席分の推薦を獲得

(イスラエル)

テルアビブ発

2026年11月06日

イスラエルで10月27日に実施された第26期クネセト(国会、一院制・定数120)総選挙(2026年10月27日記事参照)について、中央選挙管理委員会(CEC)は10月30日に最終集計結果と議席配分を公表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますし、11月4日に同結果をアイザック・ヘルツォーク大統領に正式提出外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。最終結果は、10月29日に公表された開票結果(2026年10月30日記事参照)から変更はなかった。発表によると、ベンヤミン・ネタニヤフ首相率いる右派政党「リクード」が27議席で第1党を維持し、ガディ・アイゼンコット氏が党首を務める「ヤシャール」が21議席で第2党となった。総投票数は571万6,665票、有効投票数は569万778票だった。

イスラエルでは総選挙後、大統領が各党代表と協議を行う。各党は政府樹立を担う候補者を大統領に推薦し、大統領はその結果や連立政権樹立の可能性を踏まえ、組閣担当者を指名する。

ヘルツォーク大統領が11月4日から5日にかけて実施した各党との協議では、リクード外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、シャス外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、ユダヤの力外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、宗教シオニズム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますがネタニヤフ首相を推薦した(添付資料表参照)。一方、ヤシャール外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、ベヤハド外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、民主党外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、イスラエル・ベイテイヌ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、共同リスト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、ラアム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますはアイゼンコット氏を推薦した。この結果、アイゼンコット氏への推薦は67議席、ネタニヤフ首相への推薦は46議席となった。一方、ユダヤ・トーラー連合外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますの7議席は推薦を見送った。

ヘルツォーク大統領は11月5日、協議終了後の声明で、「67議席を有する会派がアイゼンコット氏を推薦し、46議席を有する会派がネタニヤフ首相を推薦した」と説明した。その一方で、「結果は明確に見えるかもしれないが、法律によって私に与えられた権限は、誰が政府を樹立する能力を有するかを判断することであり、それは必ずしも明確ではない」と述べた。また、「今週日曜日(11月8日)にクネセト議員1人に組閣を要請する意向である」と表明した。

政府基本法では、大統領は公式選挙結果公表後7日以内に組閣担当者を指名しなければならない。指名された候補者には28日間の組閣期間が与えられ、さらに最大14日間の延長が認められる。

11月5日付の「エルサレム・ポスト」紙は、67議席分の推薦を得たヤシャール党首のアイゼンコット氏が組閣担当者に指名される可能性が高い、と報じている。一方、アラブ系政党のラアムと共同リストによる推薦は、連立政権への参加を意味するものではないとも指摘している。また、今回の選挙結果について、ネタニヤフ陣営、アイゼンコット陣営、アラブ系政党のいずれも単独では過半数の61議席を確保できず、政治的膠着(こうちゃく)状態が続いていると分析している。

イスラエルの軍事衝突の関連情報は、イスラエルとハマスの衝突に関する動き、各国の反応、イスラエル・米国とイランの衝突を巡る中東情勢関連情報を参照。

(中溝丘、イバン・ステシェンコ)

(イスラエル)

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