米中間選挙、南東部でも民主党が躍進、ジョージア・ノースカロライナ・サウスカロライナ各州の上院選で勝利

(米国)

アトランタ発

2026年11月05日

11月3日に実施された米国中間選挙で(2026年11月4日記事参照)、民主党は南東部の複数州で躍進した。特にジョージア州(2026年11月5日記事参照)、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州の連邦上院選では民主党候補が勝利し、共和党の地盤とされてきた南東部の議席を奪還した。これら3州での民主党の勝利は象徴的であり、企業誘致やエネルギー、インフラ、先端製造業支援策など州政府・連邦政府の産業政策への影響が注目される。

ノースカロライナ州では、元知事の民主党ロイ・クーパー氏が共和党のマイケル・ワトリ―元共和党全国委員会(RNC)委員長を破って勝利した。さらに、同州の政治・経済政策の調査を行う非党派シンクタンクのノースカロライナ自由企業財団によると、同日に行われた州議会選挙では、民主党が州下院議会でも2010年以来の多数派となる見通しだ。一方で、州上院議会は共和党が多数派を維持する見通しとなり、企業誘致やインフラ政策を巡る州政への影響が注目される。

また、サウスカロライナ(SC)州では、民主党のアニー・アンドリューズ氏(小児科医)が共和党のダーリーン・グラハム氏(元SC州視覚障害者委員会会長、2026年8月26日記事参照)と対戦し勝利した。民主党としては28年ぶりの上院選勝利となる。

フロリダ州、アラバマ州、テネシー州では共和党が州知事選と上院選で勝利

フロリダ州上院選挙では、共和党のアシュリー・ムーディ氏が民主党のアンジー・ニクソン元州下院議員に勝利した。知事選挙でも、共和党のバイロン・ドナルズ連邦下院議員が民主党のデビッド・ジョリー元連邦下院議員に勝利し、州全体で共和党優位を維持した。

アラバマ州では、州知事選挙で共和党のトミー・タバービル連邦上院議員、上院選挙で同党のバリー・ムーア連邦下院議員が勝利し、共和党が地盤を守った。

テネシー州でも、州知事選挙で共和党のマーシャ・ブラックバーン連邦上院議員、上院選挙で現職のビル・ハガティ氏(元駐日大使)が勝利し、共和党優勢の構図を保った。

(檀野浩規)

(米国)

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