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ジョージア州知事選でボトムズ氏が当選、全米初の黒人女性知事誕生へ
(米国)
アトランタ発
2026年11月05日
11月3日の中間選挙(2026年11月4日記事参照)に合わせて実施されたジョージア州知事選挙で、民主党候補のキーシャ・ランス・ボトムズ前アトランタ市長が226万8,464票(54.31%)を獲得し、共和党候補のリック・ジャクソン氏(190万8,266票、45.69%)を破り初当選した。ボトムズ氏はジョージア州初の女性知事となるほか、全米初の黒人女性知事となる見通しだ。
また、民主党候補による知事選勝利は1998年以来となり、共和党が24年間維持してきた州知事職を奪還した。勝利演説では「支持・不支持を問わず、私は全てのジョージア州民のための知事になる」と述べ、州内融和を重視する姿勢を示した。
今回の選挙戦では、医療保険、住宅価格や生活費の上昇への対応、税制、教育、人材育成、データセンター開発などが主要な争点となった。ボトムズ氏は公約として、メディケイド(低所得者向け公的医療保険)の拡大、教員に対する州所得税の免除、手頃な価格での住宅供給拡大、職業訓練に重点を置いた技術系コミュニティーカレッジへの進学支援などを掲げた。一方、ジャクソン氏は州所得税の半減や固定資産税負担の抑制、住宅建設に係る許認可・検査手続きの迅速化などを訴えていた。
また、急増するデータセンター投資を巡っても、両候補の立場は分かれた。ボトムズ氏は地域社会や環境、電力料金への影響を評価するため「いったん立ち止まるべきだ」と主張した一方、ジャクソン氏は「各地域社会が決定すべきだ」と述べ、受け入れの是非を地方自治体の判断に委ねる考えを示した(ジョージア州の独立系非営利ニュースメディア「The Current」9月30日)。
ボトムズ氏は弁護士として活動後、アトランタ市議を経て2018年から2022年までアトランタ市長を務めた。その後、バイデン政権でホワイトハウス公共関与局長や大統領上級顧問を歴任した。
ジョージア州は自動車、電池、物流、先端製造業などの分野で国内外から大型投資を集めており、多数の日系企業も進出している。また、同日実施された連邦上院選では、民主党現職のジョン・オソフ氏が246万3,134票(59.00%)を獲得して、共和党のマイク・コリンズ氏(実業家)を破り再選を果たした。
なお、南東部のノースカロライナ州、サウスカロライナ州の上院選でも、民主党が勝利した(2026年11月5日記事参照)。
(紀井寿雄)
(米国)
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