ジェトロ、インド南部の大学を紹介するウェビナー開催

(インド、日本)

ベンガルール発

2026年11月04日

ジェトロは10月7日、インド南部カルナータカ州に所在するインド工科大学ダルワード校(IIT Dharwad外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)とカルナータカ国立工科大学(NITK)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを紹介するウェビナーを、「ジェトロ海外大学コネクション(JOUC)」シリーズ(注1)の一環として開催した。

カルナータカ州は、人口約6,900万人(注2)、州総生産約29兆1,000億ルピー〔約49兆5,000億円、1ルピー=約1.7円、2024年度(2024年4月~2025年3月)〕、全国GDPの約8.8%を占める有力州だ。進出日系企業は572拠点(2025年10月時点)で、自動車や産業機器に加え、近年はデジタル分野や半導体関連分野の研究開発も増えている。こうした産業集積を支えるのが人材だ。州政府は産業や投資が集中するベンガルールへの一極集中を是正し、州内各都市への産業分散を進める施策「ビヨンド・ベンガルール外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を掲げている。ダルワードやマンガルールなどでも産業復興を進めており、地方大学にも日本企業との産学連携や人材獲得の機会が広がっている(マンガルールへの企業誘致については2026年10月8日記事参照)。

IITダルワードは、2016年設立のIITで、同校によると2025年度の就職率は91.4%(前年度は84.4%)だった。新設校のため、産業界のニーズに応じてカリキュラムを柔軟に変更でき、人工知能(AI)の副専攻なども設けている。日本とは東芝や静岡大学との協力関係がある。現時点では日本語講座はないが、ジェトロが実施したヒアリングでは学生の約6割が日本での就業・研究に関心を示しており、同校は講座の導入を検討しているという。

1960年設立のNITKは、マンガルール近郊に位置する。日本語は2年次に選択科目として履修でき、2025年は日本企業2社に学生が就職した。同校は、学生の日本企業への関心が高まっていると説明した。

質疑応答では、参加した日本企業から両校に対して就職活動のスケジュールや日本企業との連携実績などについての質問が相次ぎ、両校とも日本企業との連携に前向きな姿勢を示した。ジェトロは、インドを中心とする87大学を掲載する調査レポート「海外大学ディレクトリー(2025年9月)」をウェブサイトで公開し、日本企業と海外大学とのオンライン面談を仲介している。面談申し込みの期限は2027年2月19日までで、10月中にサイトのリニューアルを予定している。

(注1)日本企業などによる高度外国人材の採用や産学連携を後押しするため、ジェトロが海外大学とのオンライン面談(初回のみ)を設定する取り組み。対象は日本企業(在外日系企業を除く)、自治体、業界団体で、日本企業との関係構築に前向きな海外大学をまとめた「海外大学ディレクトリー」掲載の大学が対象となる。

(注2)インド国家人口委員会(保健家族福祉省)の「Population Projections for India and States 2011–2036PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」(2020年)による、2026年3月1日時点の推計値。2011年の国勢調査を基に算出した推計値で、実測値ではない。

(外山夏帆)

(インド、日本)

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