河套香港園区、第1期第2回の用地入札に9件応札、2026年末に結果発表

(香港)

香港発

2026年11月06日

香港・深センイノベーション&テクノロジーパーク(HSITP、以下「同社」)は10月20日、河套深港(深セン・香港)科学技術イノベーション協力区(注1)の香港園区(以下、香港園区)について、第1期第2回の用地の入札を同日締め切り、合計9件の応札があったと発表した。

今回の入札対象は3区画で、それぞれオフィスや実験室施設向けのイノベーション・テクノロジー(I&T)用地だ。そのうち1区画は任意で追加の人材用宿泊施設用地と組み合わせることができる。落札企業は、該当区画のデザイン、建設、資金調達および運営を担うこととなる。同社は、応札企業に最先端I&T企業、園区の運営経験を持つ企業、大手コングロマリット(注2)が含まれているとした。落札結果については、第1回(2026年9月9日記事参照)とあわせて2026年末に発表する予定だ。

発表によると、2回の入札対象となった各用地は、北部都会区における大学タウンの始動フラグシップ拠点「河套学術研究壹號(Loop Academy One、1号ビル)」をはじめ、近く全面完成する第1フェーズの8棟のビルとの相乗効果が期待できるとした。加えて、1号ビルには中国本土・香港・海外からトップクラス大学や研究開発(R&D)機関が集積し、香港園区における最先端の科学研究開発を強力に推進していく見込みだ。

さらに、香港園区にはこれまで100社を超える重点企業や科学研究機関が進出しており、西側の深セン川連絡橋や越境円滑化措置が順次整備されているほか、バイオバンクや高性能コンピューティング設備など主要なI&Tインフラの整備も着実に進展しており、香港園区は「1区2園」(注3)の優位性を持つ上、「南金融、北創科」(2026年9月25日記事参照)という香港の新たな戦略構造を支えるものであるとした。

(注1)深セン市政府と香港政府が共同で整備、開発を進めているイノベーション・テクノロジー拠点。香港園区と深セン園区の2つの園区で構成される。河套は、同拠点が立地する香港北部の落馬洲の地名が由来。

(注2)複数の異なる業種や事業を経営統合して形成される企業グループを指す。リスク分散や成長を図ることなどを目的とする。

(注3)河套深港(深セン・香港)科学技術イノベーション協力区(1区)、香港園区および深セン園区(2園)を示す。

〔黄莃倫(ケリー・ウォン)〕

(香港)

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