インドの9月の輸出は前年同月比23%増、電子機器や石油製品が牽引
(インド)
ムンバイ発
2026年10月21日
インド商工省(MoCI)が10月15日に発表した「貿易統計(速報値)」
によると、2026年9月の貿易収支(サービスを除く)は約302億989万ドルの赤字で、赤字幅が前月(268億5,942万ドル)から拡大した(添付資料図参照)。輸出額は前年同月比23.0%増の444億33万ドルである一方、輸入額は8.0%増の746億1,022万ドルだった。
輸出の増加は、金額の大きいエンジニアリング製品121億6,923万ドル(前年同月比20.9%増)や石油製品62億1,915万ドル(31.9%増)、電子機器53億770万ドル(70.4%増)、宝石類33億7,276万ドル(19.0%増)、有機・無機化学製品29億3,917万ドル(24.2%増)などの伸びによるものだ。一方、輸入の増加は、石油製品183億4,455万ドル(30.8%増)、電子製品148億5,781万ドル(51.5%増)、電気・一般機械57億1,252万ドル(14.3%増)が大きく影響した。
足元では、中東情勢の緊迫化によるエネルギー価格上昇や米国の関税政策を巡っての不透明感が続いている。しかし、9月は電子機器や石油製品を中心に輸出が大幅に増加し、インド企業の輸出競争力の高さを示した結果となった。政府は英国やニュージーランドなどとの通商協定を活用しながら輸出先の多様化を進めており、今後の輸出動向が注目される(2026年6月24日記事、2026年9月28日記事参照)。
(野本直希)
(インド)
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