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フランス航空機エンジンメーカーのサフラン、テマラ工場敷地を2割以上拡張
(モロッコ、フランス)
ラバト発
2026年10月27日
フランス大手航空機エンジンメーカーのサフラン(Safran)傘下のサフラン・エレクトリカル・アンド・パワー(Safran Electrical & Power)は10月13日、モロッコのテマラ近郊アイン・アティクに位置する工場で、操業20周年と工場拡張を記念する式典を実施した。同工場は今回、敷地面積が2割以上拡張され、式典にはリヤド・メズール産業・貿易相やフィリップ・ラリオ駐モロッコ・フランス大使らが出席した。
同工場は航空機用電気ハーネスを年間約9万3,000本製造し、従業員数は1,600人を超える。同社は、同工場を世界最大級の生産拠点の1つとし、モロッコ航空宇宙産業の中核拠点と位置付けている。今回の拡張で工場面積は5,700平方メートル増加し、総面積は3万1,400平方メートルとなった。また、400人を追加雇用する予定だという。
サフラン・エレクトリカル・アンド・パワーのブルーノ・ベランジェ最高経営責任者(CEO)は、今回の拡張はモロッコとサフラングループの協力関係の象徴だと強調した。同社モロッコ法人のレイラ・エル・グリブ社長は、今回の拡張により生産能力の向上、新たな航空機プログラムへの参画、技術力の強化が可能になると述べるとともに、事業拡大に必要な人材育成を支える大学や職業訓練機関との連携が重要だとした。また、モロッコ政府は、今後もサフランによる高付加価値事業の現地化を支援し、先進電気システム、エンジニアリング、航空機の電動化技術などの分野で、同国の航空宇宙産業の高度化を後押しする方針を示した。
サフラングループは、モロッコ国内の他の拠点でも事業拡大を進めている。2025年10月にはカサブランカ近郊ヌアサー(Nouaceur)で、フランス国外初となる次世代エンジンLEAP-1Aの生産工場を含む航空機エンジン産業複合施設の建設開始式を開催した(2025年10月17日記事参照)。また、2026年6月には、ヌアサーとティフレット(Tiflet)の2拠点で生産能力の増強を行った(2026年7月29日記事参照)。
(渡辺理々華)
(モロッコ、フランス)
ビジネス短信 1aca9ddf65cacf60





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