米メーン州連邦上院選、民主党の進歩派候補が撤退

(米国)

調査部米州課

2026年07月13日

米国メーン州の連邦上院議員選挙の進歩派民主党候補グラハム・プラトナー氏は7月8日、選挙戦からの撤退を表明した。同氏は6月の予備選挙で勝利を収めたが(2026年6月11日記事参照)、新たな女性問題が明るみになり、撤退に追い込まれた。

民主党は7月27日までに新しい候補者を決定する必要がある(注1)。州知事選挙予備選で敗れたニラブ・シャー氏(元州疾病予防管理センター所長)、シェンナ・ベローズ州務長官、トロイ・ジャクソン元州上院議員らがプラトナー氏の後任を目指して立候補に意欲を見せているという。

メーン州は民主党が議席の奪還を目指す重要州だが、7月末の候補者決定から11月の中間選挙までわずか3カ月ほどで、民主党支持の有権者が新しい候補者の元に結束するのは困難とする向きもある。一方で、民主党支持者の多くが、スキャンダルの多かったプラトナー氏の過去にためらいを抱えながら同氏を支持していたことも事実で、今回の予期せぬ事態は、党にとって「不幸中の幸い」となる可能性もあるとの見方もある(「BBC」7月9日)。

米ジョージア州知事選の選挙予想は接戦

米国の調査会社ウィック・リサーチは7月8日、ジョージア州知事選および連邦上院選に関する世論調査結果(注2)を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。ジョージア州の知事選での投票を想定した問いでは、共和党候補のリック・ジャクソン氏(実業家)の支持率が43.2%、民主党のキーシャ・ランス・ボトムズ氏(前アトランタ市長)は42.7%と僅差だった。連邦上院選を想定した問いでは、民主党の現職上院議員ジョン・オソフ氏の支持率が46.7%と、共和党のマイク・コリンズ連邦下院議員(42.9%)をやや上回った。

共和党では、州知事候補ジャクソン氏は決選投票で、ドナルド・トランプ大統領が支持する候補者を退けて勝利したが、連邦上院議員候補コリンズ氏は、決選投票前にトランプ氏の支持を得て勝利した(2026年6月17日記事参照)。

選挙情報サイト、クック・ポリティカル・レポートの勝敗予想では、ジョージア州知事選(7月10日付、注3)は接戦、ジョージア州連邦上院選(7月1日付)は民主党にとってやや優勢となっている。

勝敗予想格付けは、(当選)確実、かなり優勢、やや優勢、接戦の順となる。

州知事選の動向は2026年4月22日付地域・分析レポート、上院選の動向は2026年7月3日付地域・分析レポート参照

(注1)民主党は新候補選定のため、7月25日に601人の代議員が投票する党大会を開催すると発表した。

(注2)実施時期は、2026年6月27~30日。対象者は投票予定者1,175人。

(注3)州知事選の勝敗予想(7月10日付)は、アリゾナ州(接戦から民主党やや優勢)、メーン州(民主党かなり優勢から確実)、ニューメキシコ州(民主党かなり優勢から確実)、オハイオ州(共和党やや優勢から接戦)で民主党寄りに、オレゴン州(民主党確実からかなり優勢)では共和党寄りに変更された。

(松岡智恵子)

(米国)

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