米民主党、中間選挙下院選に向け「奪還すべき議席」に共和党保有の下院5議席を追加
(米国)
調査部米州課
2026年02月13日
米国の民主党議会選挙委員会(DCCC)は2月10日、中間選挙(2026年11月)に向けて奪還すべき議席として、共和党が保有する5議席を追加すると発表
した。2025年4月に発表していた35議席(2025年5月20日付地域・分析レポート参照)などと合わせて計44議席としている。
DCCC委員長のスーザン・デネベル氏は、「民主党は攻勢に転じており、一般の米国民は共和党が約束を破ったことにうんざりし、議会の変革を待ち望んでいることを反映している」と述べた。
今回追加された連邦下院5議席の詳細は次のとおり。
- コロラド州第5区:(現職)ジェフ・クランク氏
- ミネソタ州第1区:(現職)ブラッド・フィンスタッド氏
- モンタナ州第1区:(現職)ライアン・ジンク氏
- サウスカロライナ州第1区:(現職)ナンシー・メース氏(州知事選挙に立候補しており、下院選挙には立候補しない)
- バージニア州第5区:(現職)ジョン・マクガイア氏
最近の特別選挙では、民主党候補が勝利しており(2025年9月25日記事、2026年2月4日記事参照)、民主党にとって好ましい政治環境としている。世論調査でも、中間選挙の投票予想で民主党が優位となる結果がみられた(2026年1月20日記事参照)。しかし、選挙情報サイト、クック・ポリティカル・レポートの選挙予想では、上記5議席とも共和党寄り、あるいは共和党候補が当選確実とされており、民主党にとって議席奪還は困難を伴うとみられる。
選挙ストラテジストのジェス・ファーガソン氏は、「(民主党にとって下院を制することは)決して楽な選挙ではない」「民主党候補者にとっての戦略的責務は、共和党現職議員が物価高騰の責任を負っていることを明らかにし、自身がこれまで民主党に期待されてきたものとどう違うのかを明確にすることだ」と述べた(CNN2月4日)。
また、民主党は今後、指名した候補者に人員、研修、資金調達支援を提供する「レッド・トゥ・ブルー・プログラム」を展開するとしている。
(松岡智恵子)
(米国)
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