韓国銀行、8会合連続で基準金利を3.50％に据え置き

韓国銀行（中央銀行）は1月11日、金融通貨委員会を開催し、基準金利を現行の水準（3.50％）に据え置くと発表した（2023年12月1日記事参照）。基準金利を3.50％に据え置くのは、2023年2月以降、8会合連続となる。同行は基準金利を据え置いた理由などについて、次のように説明している。

• 国内経済は改善傾向にあるものの、不確実性が高い。
• 物価上昇率（注）が依然として高い水準で、目標水準（2.0％）に収まるまでは通貨緊縮基調を持続させる必要がある。
• 家計負債の推移、主要国の通貨政策、地政学的リスクを綿密に確認する必要がある。

（注）直近の12月の消費者物価指数は前年同月比で3.2％上昇した（2024年1月10日記事参照）。

（橋爪直輝）