韓国銀行、7会合連続で基準金利を3.50%に据え置き

(韓国)

ソウル発

2023年12月01日

韓国銀行(中央銀行)は11月30日、金融通貨委員会を開催し、基準金利を現行の水準(3.50%)に据え置くと発表した(2023年10月20日記事参照)。基準金利を3.50%で据え置くのは、2023年2月以降、7会合連続となる。同行はその理由などについて、次のように説明している。

  • 物価上昇率(注)は当初予想より高い状況だが、鈍化の基調が続くと予想される
  • 家計負債の増加傾向が続いており、対外情勢の不確実性も高い
  • 主要国のマネーサプライ減少の長期化により、世界経済は成長鈍化が続くと予想される

(注)直近の10月の消費者物価指数は前年同月比3.8%上昇した(2023年11月10日記事参照)。

(橋爪直輝)

(韓国)

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