12月の消費者物価、前年同月比3.2％上昇

韓国企画財政部は12月29日、同月の消費者物価指数の上昇率が前年同月比で3.2％だったと発表した（添付資料表1参照）。消費者物価指数の上昇率は2カ月連続で縮小した。農産品や石油類を除いたコア物価では同3.1％上昇した。

品目別では（添付資料表2参照）、農畜水産物の上昇率は7.7％と、前月（7.2％上昇）よりも上昇幅が拡大した。野菜の価格が低下し、畜産・水産物の価格上昇も鈍化したものの、果物類の価格が高騰した。石油類は、国際原油価格の低下を反映し、下落が続いた（前年同月比5.2％下落）。個人サービスでは、外食が前年同月比4.4％上昇となるなど、上昇傾向が続いたが、前月（前年同月比4.0％上昇）より上昇幅は縮小し、前年同月比3.9％上昇だった。

同部はまた、2023年通年の消費者物価指数が前年比3.6％の上昇と、2022年（前年比5.1％上昇）よりも上昇幅が大幅に縮小したと発表した。

（橋爪直輝）