タイ商務省、2023年第3回茶の関税割当結果を発表

(タイ)

バンコク発

2023年11月30日

タイ商務省外国貿易局(DFT)は2023年11月14日(署名日)、WTO協定による関税割当制度に基づく2023年第3回茶の関税割当結果を公表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした(日本語仮訳は添付資料参照)。

第3回関税割当では、2023年第2回割当(2023年7月12日記事参照)の残量(約0.06キロ)と、第2回割当の返納(約40トン)の合計の約40トンに対し、65社から合計約2,251トンの申請があった。関連の商務省規定外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます日本語仮訳PDFファイル(226KB))に従い、それぞれの申請量に比例配分して割り当てた。割当を受けた者は結果に従い、2023年12月31日までに輸入を完了しなければならない。

なお、現行の商務省規定は2021年から2023年までの関税割当の手続きなどについて定められており、DFTは2023年6月まで、2024年以降の手続きなどに関する規定の草案について意見公募を行っていた(2023年6月19日記事参照)。DFTは、意見公募において反対意見が多数提出されたことを受け、草案を修正する旨のコメントを7月19日付で発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますしていたが、11月28日現在、修正案は発表されていない。

現行の商務省規定では、各年の第1回の割当申請を前年の12月1日から受け付けることとなっているが、タイ輸出支援プラットフォームがDFTに問い合わせたところ、2024年の第1回の割当申請の受け付け開始日は早ければ12月中旬になる見込みで、2024年第1回の割当受け付けに関する官報掲載日の翌日から開始するとの回答を得た。申請を予定している事業者においては、こまめにDFTウェブサイトを確認する必要がある。

(ウォンパタラクン・ヤーダー、谷口裕基)

(タイ)

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