ライーシー大統領が中国の習国家主席、インドのモディ首相と会談

(イラン、中国、インド、アフガニスタン)

テヘラン発

2022年09月22日

イランのイブラーヒーム・ライーシー大統領は、ウズベキスタンのサマルカンドで開催された第22回上海協力機構(SCO)首脳会議(2022年9月20日記事参照)を機に、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との会談(2022年9月22日記事参照)に続いて、9月16日には中国の習近平国家主席、インドのナレンドラ・モディ首相らと会談した。

ライーシー大統領は習国家主席との会談において、イランのSCOおよびBRICS(2022年7月4日記事参照)への加盟に対する中国の建設的な立場を評価し、その役割を歓迎した。経済関係については、イランと中国の25カ年の包括的協定(2021年3月29日記事参照)を両国関係の包括的な発展に向けた決意の象徴と表現し、「石油とエネルギー、運輸、農業、貿易、投資の分野における広大な能力は、両国の経済関係の深化と発展のための非常に適切なプラットフォームだ」と述べた。また、同大統領は、米国と欧州は経済制裁を解除するという約束を果たしていないとし、イランはいかなるかたちでも米国の圧力には屈しないとした。

これに対して習国家主席は、国際問題に関するイランの立場を評価し、「イランと中国の関係は戦略的関係で、発展し続けるだろう」と述べ、特に両国高官による相互交流メカニズム構築の用意があるとした。また、地域・国際問題におけるイランの役割に言及し、中国は、BRICSへのイランの加盟を支持すると述べた〔9月16日付イラン大統領府外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます9月16日付イスラーム共和国通信(IRNA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

ライーシー大統領は同日、インドのモディ首相とも会談。同大統領は、両国の関係は友好的なものだとし、「両国は、特にインド洋と中央アジアを結ぶチャーバハール港・中央アジアルートや、共通の見解を有する地域的・国際的な問題において協力をすることにより、関係を強化・拡大することができる」と述べた。

モディ首相は、各国に対する一方的な制裁への反対を表明した。また、アフガニスタンやウズベキスタンなどを含む中央アジア・インド洋地域におけるチャーバハール港からの貨物輸送(2022年9月16日記事参照)の重要性を指摘、同港湾の開発は域内諸国の経済発展に貢献するとした。さらに、アフガニスタン情勢に関する両国の共通の立場に言及し、この分野における両国間の協力の継続を求めた(9月17日付IRNA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(鈴木隆之、マティン・バリネジャド)

(イラン、中国、インド、アフガニスタン)

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