新型コロナ感染対策関連の国内行動規制の大半を解除
(ハンガリー)
ブダペスト発
2022年03月07日
ハンガリーのグヤーシュ・ゲルゲイ首相府長官は3月3日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染防止対策を目的として行ってきたハンガリー国内の行動規制の大半を3月7日に解除すると発表した。
内容は以下のとおり。
- 公共交通機関や公共室内施設などのマスク着用義務(2021年11月22日記事参照)を解除
- 500人を超える規模の大型イベントでの免疫証明書(2022年1月14日記事参照)の提示義務を解除
- 雇用主が従業員に対しワクチン接種を義務付ける権利(2021年10月29日記事参照)の解除(企業、公共機関、学校が対象)
今回の行動規制解除の結果、残るのは、病院や社会福祉施設で従事者と入院患者の見舞い訪問者に対するマスク着用義務とワクチン接種義務となり、大半の外国からのビジネス目的来訪者にとっては入国後の規制はなくなったといってよい状態になった。
グヤーシュ長官は解除の理由について、欧州とハンガリーの疫学的状況の評価に基づき、パンデミックの第5波が終わりに近づいていると結論付けたためとした。
また今後、感染第6波が発生した場合には、必要に応じ、今回に解除の対象となった行動規制を再び導入することもあり得ること、さらに、今後の第6波の発生リスクに備えた政府の対応能力の維持と、国民の健康・安全確保のための措置の継続が行われることも付け加えられた。
(バラジ・ラウラ)
(ハンガリー)
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