1月24日以降の新型コロナ警戒信号の色発表、アグアスカリエンテス州が赤に

(メキシコ)

メキシコ発

2022年01月24日

メキシコ連邦保健省は1月21日、国内各州の新型コロナウイルス感染警戒信号(2020年5月15日記事6月2日記事6月15日記事8月31日記事2021年7月26日記事参照)について、24日以降に適用する色を発表した。16州で信号の色が後退し、全国32州のうち、1州が赤、9州がオレンジ、10州が黄色、12州が緑となった。アグアスカリエンテス州が黄色から赤、ヌエボレオン州が緑からオレンジ、バハカリフォルニア州、コアウイラ州、ドゥランゴ州、キンタナロー州、ソノラ州、サカテカス州が黄色からオレンジ、メキシコ市、グアナファト州、ハリスコ州、メキシコ州、モレロス州、ケレタロ州、サンルイスポトシ州が緑から黄色に後退した。他方、タマウリパス州がオレンジから黄色、コリマ州が黄色から緑に回復した。進出日系企業の多い州では、アグアスカリエンテス州が赤、バハカリフォルニア州、チワワ州、コアウイラ州、ヌエボレオン州、サカテカス州がオレンジ、メキシコ市、グアナファト州、ハリスコ州、メキシコ州、ケレタロ州、サンルイスポトシ州、タマウリパス州が黄色。

発症日別の新規感染者数を週単位でまとめたデータをみると、全国の新規発症者数は2021年第51週(12/19~25)からオミクロン型変異株の影響で急増している。第51州は前週比81.7%増、第52週(12/26~1/1)は3.2倍、2022年第1週(1/2~1/8)は2.7倍となったが、第2週(1/9~15)は現時点で11.1%増と伸び率が鈍化している。第1週の1日当たり発症者数は3万3,650人で、ピーク時(2021年第31週)を77.7%上回り、第2週は同3万7,369人(注1)とさらに増加している。病床利用率も上昇傾向にあり、1月20日時点で一般病床が39%、人工呼吸器付き病床が23%となっている。

ファイザー製経口薬の使用を緊急承認、40歳以上にもブースター接種開始

連邦衛生対策委員会(COFEPRIS)は1月14日、新型コロナウイルスの飲み薬として開発された米国ファイザーの「パクスロビド」の国内での使用を緊急承認した。同月7日に緊急使用承認した米メルクの経口薬と同様、重症化の恐れがある患者に対して、医師の処方を基に使用するとし、ワクチンの代替となることはないことを強調、ワクチン未接種の国民に対してはワクチンの早期接種を呼びかけている。

メキシコでは原則として15歳以上がワクチン接種の対象となっており(注2)、21日時点で全人口の64.5%、15歳以上の人口の86.5%に相当する8,315万9,111人が少なくとも1回の接種を受けている。そのうち、7,634万5,784人(全人口の59.2%、15歳以上79.4%)が所定の回数の接種を完了している。60歳以上の高齢者に続き、18日からは50歳、あるいは40歳以上の年齢層(州によって異なる)についても、ブースター接種を開始している。

(注1)発症日ベースの統計は後から感染が確定して追加されることが多いため、最終的には1日当たり4万人弱になると推定される。

(注2) 感染症に弱い病気を患っている場合、例外的に12歳以上でも接種対象となる。また、州によっては2022年に15歳を迎える14歳の若年層も接種対象に加えている。

(中畑貴雄)

(メキシコ)

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