12月27日以降の新型コロナ警戒信号の色を発表、28州が緑信号に

(メキシコ)

メキシコ発

2021年12月27日

メキシコ連邦保健省は12月24日、各州の新型コロナウイルス感染警戒信号(2020年5月15日記事6月2日記事6月15日記事8月31日記事2021年7月26日記事参照)の色を発表し、12月27日から適用された。全国32州のうち、4州が黄色、28州が緑で、黄色が1州減り、緑が1州増えた。進出日系企業の多い州では、アグアスカリエンテス州、バハカリフォルニア州、チワワ州が黄色、コアウイラ州、メキシコ市、グアナファト州、ハリスコ州、メキシコ州、ヌエボレオン州、ケレタロ州、サンルイスポトシ州、タマウリパス州、サカテカス州が緑。

発症日別の新規感染者数を週単位でまとめたデータをみると、全国の新規発症者数は第31週(8/1~7)をピークに前週比で減少に転じ、第32週以降14週連続で減少していたが、第46週(11/14~20)は10.5%増と増加に転じた。その後、第47週(11/21~27)は12.2%減と再び減少、第48週(11/28~12/4)は1.7%増の増加に転じ、第49週(12/5~11)は13.5%減少している。第50週(12/12~18)の発症者数は現時点で1万2,835人(1日当たり約1,834人)と前週比8.7%減で、ピーク時の9.7%の水準になっている(注)。病床利用率は12月24日時点で一般病床が14%、人工呼吸器付き病床が11%。

メキシコ市当局は新株による病床逼迫リスクは高くないとの見方

メキシコ市当局は12月23日、警戒信号について、緑を維持することを発表した。同市のエドゥアルド・クラーク行政革新デジタル庁長官は同日の記者会見で、市民に引き続き基本的な手洗い、健全な距離を保つなどの感染対策を行うこと、また対象者になっている場合にはブースター接種を速やかに受けることを推奨した上で、オミクロン株について「各国から発表されている暫定的なデータを参照しても、入院にいたる可能性は高くない」とし、「ワクチン接種を受けていれば症状は軽微な場合が多い」との見方を示した。また、病床利用率についても「米国のニューヨーク市では直近数週間の間に病床利用率が上昇しているが、内訳をみるとワクチン未接種者の入院が大部分を占める」と説明し、「メキシコ市は非常に高い接種率を誇る」として、同市でオミクロン株の流行によって病床が逼迫するリスクは高くないとした。

12月24日時点におけるメキシコ全国のワクチン接種完了率は、人口比56.4%、15歳以上人口比75.6%となっている。メキシコ市では、1回でも接種を受けている人数は18歳以上の人口比で100%と発表されている。

(注)発症日ベースの統計は後から感染が確定して追加されることが多いため、最終的には現時点よりも感染者数が増加する可能性がある。

(松本杏奈)

(メキシコ)

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