10月18日以降の新型コロナ警戒信号の色発表、緑が20州まで拡大

(メキシコ)

メキシコ発

2021年10月18日

メキシコ連邦保健省は10月15日、国内各州の新型コロナウイルス感染警戒信号(2020年5月15日記事6月2日記事6月15日記事8月31日記事2021年7月26日記事参照)の10月18日以降に適用する色を発表した(添付資料表参照)。全国32州のうち1州がオレンジ、11州が黄色、20州が緑となり、黄色が11州減って緑が11州増えた。多くの州で信号が好転するか維持したが、チワワ州のみ緑から黄色に後退した。進出日系企業の多い州では、バハカリフォルニア州がオレンジ、アグアスカリエンテス州、チワワ州、コアウイラ州、グアナファト州、ハリスコ州、ケレタロ州が黄色、メキシコ市、メキシコ州、ヌエボレオン州、サンルイスポトシ州、タマウリパス州、サカテカス州が緑。

発症日別の新規感染者数を週単位でまとめたデータをみると、第31週(8/1~7)をピークに8週連続で減少し続けており、第39週(9/26~10/2)の発症者数は3万5,557人(1日当たり5,080人)でピーク時の26.9%の水準まで低下している(注)。病床利用率も10月14日時点で一般病床が26%、人工呼吸器付き病床が23%まで低下した。

裁判所が未成年者へのワクチン接種を命令、連邦保健省は現時点で否定

連邦保健省によると、メキシコは10月15日までに1億2,710万4,345回分のワクチンを製薬会社から受領しており、受領分の87%に相当する1億1,057万4,539回分を接種済み。現時点で6,795万7,153人に対して、少なくとも1回の接種が完了している(人口比52.7%、成人人口比75.9%)。このうち5,077万2,621人(成人人口比56.7%)については2回目も接種済み、あるいは1回で済むカンシノやヤンセンを接種済み。ワクチン接種率(1回接種人数の成人人口比)が最も高い州は首都メキシコ市で95%、ケレタロ州(92%)、サンルイスポトシ州(89%)、キンタナロー州(88%)と続く。

メキシコ州第7地区裁判所は10月12日、未成年者の親族が提訴した裁判での裁定で、感染症に弱い病気にかかっているか否かにかかわらず、全ての12~17歳の国民にワクチン接種を行うよう行政府に命じた。連邦保健省は現時点で感染症に弱い未成年者にのみ接種を認めており、全ての12歳以上の未成年者に接種することには否定的だ。ホルヘ・アルコセール連邦保健相は10月15日、上院の公聴会で「未成年者は本来、成人に比べると免疫効果が高いことに加え、若い段階で(十分な科学的情報が蓄積されていない)ワクチンを接種することによって自然に備わる他の病気への免疫効果を妨げる恐れがある」とし、ファイザー製ワクチンの12歳以上の未成年者に対する接種は連邦衛生リスク対策委員会(COFEPRIS)の承認は終わっているものの、その考えはないことを明らかにした。

(注)発症日ベースの統計は後から感染が確定して追加されることが多いため、最終的には1日当たり6,000人前後になると推定される。

(中畑貴雄)

(メキシコ)

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