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9月20日以降の新型コロナ警戒信号の色を発表、多くの州で好転

(メキシコ)

メキシコ発

2021年09月21日

メキシコ連邦保健省は9月17日、各州の新型コロナウイルス感染警戒信号(2020年5月15日記事6月2日記事6月15日記事8月31日記事2021年7月26日記事参照)の20日以降に適用する色を発表した。全国32州のうち、4州がオレンジ、24州が黄色、4州が緑となり、オレンジが13州減り、黄色が11州、緑が2州それぞれ増えた。多くの州で信号の色が好転し、悪化した州はない。進出日系企業が多い州では、タマウリパス州がオレンジ、アグアスカリエンテス州、バハカリフォルニア州、コアウイラ州、メキシコ市、グアナファト州、ハリスコ州、メキシコ州、ヌエボレオン州、ケレタロ州、サンルイスポトシ州、サカテカス州が黄色、チワワ州が緑。

発症日別の新規感染者数を週単位でまとめたデータをみると、新規発症者数は第31週(8/1~7)をピークにその後は減少を続けており、第35週(8/29~9/4)はピーク時の63.1%の水準まで低下している。病床利用率も9月17日時点で一般病床が40%、人工呼吸器付き病床が34%まで低下した。8月30日から学校教育が対面方式で再開されたが、今のところ、懸念されていた大規模なクラスターの発生はみられない。

未成年へのワクチン接種に向けた議論過熱

連邦保健省によると、メキシコは9月17日までに1億947万3,465回分のワクチンを製薬会社から受領しており、その86.1%に相当する9,430万526回分を接種済み。現時点で6,161万6,895人に少なくとも1回の接種が完了している(人口比47.8%、成人人口比68.9%)。このうち、4,111万5,211人(成人人口比45.9%)については、2回目も接種済み、あるいは1回で済むカンシノやヤンセンを接種済み。ワクチン接種率(1回接種人数の成人人口比)が最も高い州は首都メキシコ市で93%、ケレタロ州(92%)、キンタナロー州(86%)、シナロア州とユカタン州(それぞれ85%)と続く。

メキシコでは未成年(18歳未満)の人口が全体の30.6%を占めていることもあり、未成年に対するワクチン接種についての議論が過熱している。1型糖尿病を患う感染症に弱い子供などの家族が司法に訴えて勝訴しているため、一部では接種が始まっている。マルセロ・エブラル外相は、未成年も含む全国民に対するワクチンを確保しているとしているが、連邦保健省は健康な未成年に対する接種の必要性を認めていない。北東部ヌエボレオン州では、工場で働く労働者などをバスで米国境まで輸送し、米国税関国境保護局(CBP)の監督の下、米国側でワクチン接種を受けさせるプログラムを8月17日から開始している。州の経済界とともに同プログラムを推進したサムエル・ガルシア次期州知事は9月16日、同州の12歳以上の未成年の子弟についても、労働者と一緒に国境都市にバスで運び、米国側でワクチンを接種させるプログラムを近々開始すると発表している。

(中畑貴雄)

(メキシコ)

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