8月23日以降の新型コロナ警戒信号、メキシコ市は改善、4州が「赤」に後退

(メキシコ)

メキシコ発

2021年08月23日

メキシコ連邦保健省は8月20日、各州の新型コロナウイルス感染警戒信号(2020年5月15日記事6月2日記事6月15日記事8月31日記事2021年7月26日記事参照)の8月23日以降に適用する色を発表した。全国32州のうち、7州が赤、17州がオレンジ、7州が黄色、緑はチアパス州の1州のみとなった(添付資料表1参照)。また、8月9日から同月22日の期間と比べると、黄色が2州減り、オレンジが2州増えた。赤は7州、緑は1州のみで変わらなかった。状況を州別にみると、タマウリパス州とプエブラ州、イダルゴ州がオレンジから赤に、タバスコ州は黄色から赤に、それぞれ後退した。コリマ州、ゲレロ州、ヌエボレオン州は引き続き赤だった。メキシコ市、ハリスコ州、ナヤリ州は赤からオレンジに、シナロア州は赤から黄色へと改善した。進出日系企業が多い州では、ヌエボレオン州、タマウリパス州が赤、メキシコ市、メキシコ州、ハリスコ州、アグアスカリエンテス州、ケレタロ州、サンルイスポトシ州、サカテカス州がオレンジ、バハカリフォルニア州、グアナファト州が黄色。

メキシコ市当局の信号情報はオレンジ、連邦信号情報と一致

メキシコ市当局は8月20日、警戒信号についてオレンジを維持することを発表した。同市のエドゥアルド・クラーク行政革新デジタル庁長官は同日の記者会見で、5月末以来初めて1週当たりの新規入院患者数が前週比でマイナスとなったと説明した。会見での発表資料によると、8月7~13日の新規入院患者数は2,360人、8月14~20日は2,025人で前週比14.2%減となっている。前回発表の信号情報(8月6日発表、9日以降適用分)では、連邦信号情報はメキシコ市を赤としており、メキシコ市当局信号情報と一致しない事態となっていた。ロペス・オブラドール大統領は8月10日、「データの出所は同じでも、政権内には当然、意見の食い違いもある」とし、「大切なことは、たくさんの規制が存在していないということだ。自ら気をつけるべき段階にきたということは確かだ」と述べ、メキシコ市のオレンジ信号を支持する考えを表明していた。

保健省によると、連邦政府は8月21日時点で9,399万2,915回分のワクチンを受領済みで、1回でも接種を終えた人数は5,616万5,373人で、18歳以上の人口比で63%を占めている。

なお、警戒信号に用いる指標のリスクポイント判定レンジの変更は添付資料表2、総合ポイントに基づく信号の色の判定レンジ変更については同表3参照。

(松本杏奈)

(メキシコ)

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