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第2四半期のGDP成長率は前期比年率マイナス51.0%、4期連続のマイナス成長

(南アフリカ共和国)

ヨハネスブルク発

2020年09月10日

南アフリカ共和国統計局は9月8日、2020年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率(前期比、年率換算、季節調整済み)を史上最低となるマイナス51.0%と発表した(添付資料表1参照)。3月末に新型コロナウイルス感染対策のために開始されたナショナル・ロックダウン(2020年3月27日記事参照)の経済への影響が大きく反映され、4期連続のマイナス成長となった(2020年7月2日記事参照)。

産業別では、農林水産業が、干ばつからの回復による主要穀物や野菜・花卉(かき)などの生産増加により、15.1%増とプラス成長だったが、他の産業は全てマイナス成長になった。中でも、ロックダウンで6月までほとんどの業種において出勤・生産が制限された製造業(2020年6月2日記事参照)が、鉄鋼、非鉄金属、機械などの不振により、74.9%減となり、GDPの寄与度も最大のマイナスになった。主要産業の鉱業も、同様に世界的な需要の急減により白金族、金、鉄鉱石などの生産が減少し、73.1%減となった。GDPの約2割を占め、15期以上連続のプラス成長を維持してきた金融・保険・不動産業・企業サービスも、ロックダウン中の経済活動の停滞を受け、28.9%減だった。

需要項目別では、全ての項目が前期比で減少した(添付資料表2参照)。需要全体の約6割を占める民間最終消費支出は、ロックダウン期間中に一部販売制限などが課されていた交通、衣料・服、酒類、たばこなどへの支出の減少により、49.8%減となった。総固定資本形成も、ロックダウン中の建設工事の停止やそれに伴う機械などの設備投資の落ち込みにより、59.9%減だった。

新型コロナウイルスの感染拡大の速度が鈍化傾向にある南アでは、8月17日からほとんどの経済活動が再開されている(2020年8月18日記事参照)が、経済への影響は長期化が見込まれる。現地大手銀行ネドバンクのリサーチチームは9月8日、2020年第3四半期(7~9月)は供給面ではほとんどの産業で回復が予測されるとした上で、今回の発表を受けて、2020年通年のGDP成長率の予測をマイナス8.1%から、マイナス9.0~9.5%に下方修正した。

南ア大統領府は、今回の発表と同じ9月8日に、今後の政府の経済再生策を近く発表する予定との声明外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを出した。

(高橋史)

(南アフリカ共和国)

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