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国家的災害事態宣言は継続も、規制はレベル2に緩和

(南アフリカ共和国)

ヨハネスブルク発

2020年08月18日

南アフリカ共和国のシリル・ラマポーザ大統領は8月15日、国民演説外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを行い、新型コロナウイルス対策に進展があったとした。国内の累計感染者数は58万3,653人と依然として多いことを認めつつ、1日当たりの新規感染者数は過去3週間で1万2,000人超から5,000人まで減少し、ピーク時の半分以下となったと述べた。

また、前回の演説時(2020年8月6日記事参照)から治癒率が80%に上昇していること、西ケープ、東ケープ、ハウテンの各州、恐らくクワズールナタール州でも感染者数がピークに達しており、過去5カ月間のデータをみると国内の感染状況はピークを超えたとみられると言及した。一方で、制限緩和により、経済活動が再開すれば感染の危険が高まることも事実で、外出時のマスク着用、人との物理的距離の確保、不要不急な外出の自粛など、引き続きの警戒を呼び掛けた。

このような中、ラマポーザ大統領は医療専門家の助言や地方政府との協議を踏まえ、8月17日深夜(18日午前0時)から、全土に敷く警戒レベルを現行の3から2に引き下げることを発表した。レベル2では、衛生対策を徹底した上で、ほぼ全ての産業で経済活動の制限が緩和される。主な内容は以下のとおり。

  • 州を越えた移動制限を解除
  • 必要な手順を順守した上で宿泊施設営業やツアーを許可
  • 営業時間や人数を制限した上でレストラン・バーの営業許可、たばこ販売禁止の解除
  • 店舗での飲酒は許可を得た施設で午後10時まで可能
  • 酒類販売禁止は一定条件の下で解除。月曜~木曜、午前9時から午後5時まで可能
  • 喫緊の要件における親族、友人間の訪問禁止を解除

一方、以下は引き続き制限される。

  • 臨時帰国便を除く海外往来
  • 葬儀や宗教行事を含む50人以上の会合
  • スポーツイベントの観戦
  • 夜間外出(午後10時~翌朝4時)
  • 60歳以上や基礎疾患のある者はできる限り自宅に滞在

また、8月15日が期限だった「国家的災害事態」を9月15日まで延長することを併せて発表した(8月15日付「官報」PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます))。

3月27日に開始した全土のロックダウンは、8月末で5カ月が経過する。この間、日本に退避中の駐在員やその家族から同国への帰還を切望する声も聞かれる。7月3日の官報によれば(2020年7月10日記事参照)、承認を得た外国人は入国が可能となっている。

(蓑和希典)

(南アフリカ共和国)

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