アエロフロート、2020年6月にモスクワ~大阪間の定期運航を開始

(ロシア、日本)

欧州ロシアCIS課

2019年12月17日

アエロフロート・ロシア航空は12月13日、2020年6月1日からモスクワ~大阪(関西国際空港)間の定期運航を開始すると発表した。アエロフロートによるモスクワと日本国内都市間の定期運航は、モスクワ~東京(成田)に次ぐ2本目となる。

同航空によると、モスクワ→大阪便(SU0268)は月、火、木、土で、モスクワ発19時5分、大阪着11時5分着、大阪→モスクワ便(SU0269)は火、水、金、日で、大阪発12時45分、モスクワ着16時45分となる。インターファクス通信(12月13日)によると、機材はエアバスの最新機材A350-900を投入するようだ。

また、同社はモスクワ~東京(成田)便において2020年から日本航空(JAL)との共同運航(コードシェアリング)を開始する(2019年9月20日記事参照)。併せて、モスクワ~東京便については、東京側の就航空港を成田空港から羽田空港に切り替えることも報じられている(「インターファクス通信」12月13日)。

近年、ロシア~日本間の新たな路線の開拓が積極的に行われている。ロシア2位の航空会社のS7航空は、2017年4月にウラジオストク~大阪(関西)線、2018年6月にはノボシビルスク~東京(成田)線を定期就航させている。また、ロシア大手航空会社のウラル航空は2018年12月にウラジオストク~札幌線を就航(2019年1月10日記事参照)、ロシア国営航空会社アエロフロート傘下の航空会社オーロラは2019年4月からユジノサハリンスク~東京(成田)線の運航を開始している。JALと全日本空輸(ANA)も、2020年3月からの東京(成田)~ウラジオストク便の運航開始を発表している(2019年8月1日記事参照)。

(齋藤寛)

(ロシア、日本)

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