ウラル航空、ウラジオストク~札幌便の定期運航を開始

(ロシア、日本)

モスクワ発

2019年01月10日

ウラル航空は2018年12月21日、ウラジオストク~札幌便を定期就航させた。同便は当初、火曜日と金曜日の週2便で運航し、今後、日曜日も追加され週3便となる予定。運航機材はA320-200。なお、本便の運航開始日は当初、12月4日とされていた。

ウラジオストク・クネビチ空港では、第1便の搭乗客には日本製チョコレートが振る舞われ、札幌・新千歳空港では、ウラル航空と北海道庁からプレゼントが贈られた(ウラル航空プレスリリース2018年12月25日)。

ウラル航空はウェブサイトにおいて、北海道の雪は世界で一番柔らかく、札幌はウインタースポーツの拠点で、さっぽろ雪まつりは世界中から観光客が集まるイベントだ、と魅力を説明。また、札幌はロシア人観光客と中国人観光客の潜在性が高い目的地で、中国の北京、長春、ハルビンからの便は、ウラジオストクでの接続が良いとしている(2018年9月20日記事参照)。

ウラル航空は、1993年設立のロシアの大手民間航空会社。資本金12億2,127万ルーブル(約19億5,403万円、1ルーブル=約1.6円)で、保有機材は45機。ハブ空港はモスクワ、エカテリンブルク。日本への乗り入れに関しては、2018年12月12日に国土交通省から外国人国際航空運送事業の経営許可を取得した。

(齋藤寛)

(ロシア、日本)

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