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JAL、モスクワの発着空港をシェレメチェボ空港に切り替え

(ロシア、日本)

欧州ロシアCIS課

2019年09月20日

日本航空(JAL)は9月12日、2020年夏期ダイヤ(3~10月)から、モスクワにおける就航空港を、モスクワ南東部に立地するドモジェドボ国際空港(DME)から、北西部のシェレメチェボ国際空港(SVO)に変更すると発表した。JALによるSVO就航は2007年以来、13年ぶり。SVOへの切り替えに伴い、SVO発着の一部路線において、アエロフロート・ロシア航空(SU)との共同運航便を開始するとしている。

JALとSUは2017年11月に、旅客の利便性・サービス向上、相互送客による企業価値向上を目的とした包括的業務提携に関する覚書を締結しており、マイレージ提携や共同事業などを検討している。SVOは、2017年に約4,000万人が利用しているモスクワ最大の空港で、航空連合スカイチーム・アライアンスのハブ空港であり、国際空港評議会(ACI)によるエアポート・サービス・クオリティ・アワードの欧州地域部門で、近年、上位にランクインするなど、欧州地域の主要空港の1つとなっている。JALの所属する航空連合ワンワールド(OW)はDMEを拠点としているが、JALと共同運航しているフィンランド航空(OW加盟)は以前からSVOに就航するなど、OW内でも異なる拠点空港に発着する航空会社が存在していた。

SVOは近年、規模拡大と利便性向上に注力している。2018年5月に国内線専用のターミナルBの供用が始まり、チャーター便向けのターミナルCは2019年中の完工が予定されている(テレビ局「モスクワ24」1月8日)。また、これまで課題となっていた、第1滑走路と第2滑走路が近接し、同時に離発着できない状況の緩和に向け、第3滑走路の建設も進んでおり、9月19日に供用開始した(「ベドモスチ」紙9月19日)。

さらに、空港直通特急電車アエロエクスプレスが直結するターミナルD、E、Fに比べ、モスクワ市内からのアクセスの良くないターミナルBについて、アエロエクスプレスの運営会社は9月12日に、モスクワ北西部の地下鉄駅ホブリノとターミナルBをつなぐバスの定期運行を開始すると発表している。

SVOの利便性向上の一方で、空港運営面には課題もあり、2019年5月には荷役作業会社の交代により、預託手荷物処理における大規模な遅滞が発生するなど、混乱もみられた(2019年7月10日記事参照)。この状況については、7月30日にエフゲニー・ディトリフ運輸相が、正常化したと述べている(「タス通信」7月30日)。

なお、JALは2020年夏期ダイヤから、成田~ウラジオストク線の運航を開始する予定(2019年8月1日記事参照)。

(齋藤寛)

(ロシア、日本)

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