GMストによるシカゴ地区経済への影響は限定的だが修理部品は供給不足に、米FRBベージュブック報告

(米国)

シカゴ発

2019年10月28日

米国連邦準備制度理事会(FRB)は10月16日、地区連銀経済報告〔ベージュブック(注1)〕を公表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

米国中西部の一部地域(注2)を管轄するシカゴ連銀の報告によると、8月下旬から9月の経済は前回の報告期間に引き続いてわずかに(slightly)成長し、今後1年間は同様のペースで成長が続くと予想している。雇用や個人消費、企業支出などがわずかに成長する一方、製造業はわずかに後退した。賃金はわずかに上昇し、金融状況は控えめに(modestly)改善している。穀物分野では、天候不順の影響で収穫開始が遅れていたものの、少しずつ収穫が始まっている。項目ごとのポイントは添付資料参照〔添付資料中、ゼネラルモーターズ(GM)のストライキについては2019年10月17日記事、年末商戦の小売売上高見通しは10月16日記事、日米貿易協定は10月8日記事参照〕。

(注1)連邦公開市場委員会(FOMC)の開催に先立って年8回公表されており、銀行からの報告やビジネス関係者などの声を基にまとめたもの。

(注2)アイオワ、イリノイ北部、インディアナ北部、ウィスコンシン南部、ミシガン南部。

(飯田桃子)

(米国)

ビジネス短信 f5996bbc2c5063e0