日本からの輸出に関する制度

青果物の輸入規制、輸入手続き

インドネシアの輸入規制

1. 輸入禁止(停止)、制限品目(放射性物質規制等)

調査時点:2017年11月

青果物はインドネシアで輸入できます。ただし、港規制が存在し、りんご(生産国認定を受けた品種)以外はジャカルタ至近のタンジュン・プリオク港を利用できません。

農業大臣規則No.04/Permentan/PP.340/2/2015により、りんごを含む植物由来の生鮮食品を輸出する際には、化学物質などの残留が基準値以下であることが求められます。この条件をクリアするためには、次の1または2のいずれかの条件を満たしている必要があります。

  1. インドネシア政府に登録された日本国内検査機関によるロットの検査結果の提出。
  2. 輸出国での安全性確保システムが、品目毎にインドネシア政府から認定されること(生産国認定)。

日本は2016年4月11日付(農業大臣決定No.235/Kpts/KR.050/4/2016)で、りんごの生産国認定を取得しました。この認定により、2年間はロットごとの検査結果の提出は不要となりました。対象品目は、インドネシア政府担当官による現地調査で説明された次の15品種の日本産りんごです。

輸出可能な日本産りんご:
夏緑、きおう、つがる、トキ、紅玉、スターキングデリシャス、世界一、ジョナゴールド、早生系ふじ、陸奥、大紅栄、王林、さんふじ、ふじ、金星

2. 施設登録、商品登録、輸入許可等(登録に必要な書類)

調査時点:2017年11月

  1. 商業省
    商業大臣規則No.71/M-DAG/PER/9/2015により、輸入承認の取得が義務付けられています。

    輸入承認の申請
    商業大臣宛に商業省のポータルサイトINATRADEにて申請書を提出し、次の書類を添付します。

    • 輸入業者認定番号(API)
    • 製品の特性に従った保管場所の占有の証明
    • 同輸送手段の占有の証明
    • 園芸作物輸入推薦状(RIPH)
    一般輸入業者認定番号(API-U)の場合はさらに、次の書類が必要となります。
    • 園芸作物の販売に関して3社以上のディストリビューターと1年以上の提携関係にあることの証明書
    • 園芸作物ディストリビューターとして1年以上の経験証明

    船積み前検査
    出航前には、商業大臣が指定した検査会社による船積み前検査も義務づけられます。検査は次の内容に関して行われます。

    • 船積み国と港
    • 関税コード(HSコード)と製品の説明
    • 種類と量
    • 船積み日
    • 船卸港
    • 梱包材に記載された食品ロゴとリサイクルコード
    • 輸出国当局からの検査証書(Health Certificate
    • 検疫証明書(Phytosanitary Certificate
    • 原産地証明(CO)
    • 食品用梱包材の検査証明、あるいは法規定に即して梱包が行われていることを記した輸入業者による証明書。
    • 食品ロゴとリサイクルコードの記載証書、あるいは法規定に即して梱包が行われていることを記した輸入業者による証明書。
  2. 農業省
    輸入承認を取得するのに必要な農業大臣のRIPHを発行しています(農業大臣規則No.16/PERMENTAN/HR.060/5/2017)。RIPHの発行は年1回行われ、11月中に翌年1年分を申請します。

    推薦状取得の申請書類

    • 一般輸入業者認定番号(API-U)
    • 収穫後6カ月以上の園芸作物を輸入しないことの誓約書

    ※このほかに技術的条件として、次の証明書類を備えていなければなりません。

    • 出荷国における梱包業者の登録(インドネシア語訳要)
    • 農園/事業用地の登録証明書、または農業生産工程管理認証(Good Agriculture Practices=GAP、同上)
    • 製品の特性に合わせた貯蔵・流通設備を保有していることの証明書
    • 貯蔵庫に適切な収容力があることの証明書
    • 時期と地域(県/市)ごとの販売計画

    推薦状に掲載される内容は次のとおり。

    • RIPH番号
    • 会社名と所在地
    • 会社社長の名前と住所
    • 申請書番号と日付
    • 製品名
    • 関税コード
    • 出荷国
    • 工業ロケーション(工業原料の場合)
    • 船卸港

3. 動植物検疫の有無

調査時点:2017年11月

日本からりんごを輸出する場合は、生鮮の青果物の輸入時の検疫の条件や船卸港、対象品目が農業大臣規則No.42/Permentan/OT.140/2012で規定されています。出荷国が検疫病害虫の感染地域か非感染地域であるかに応じて、衛生検査や輸入禁止、廃棄などの手続きが定められます。生鮮の青果物の船卸港はスラバヤのタンジュンペラック港、メダンのベラワン港、ジャカルタのスカルノハッタ空港、マカッサルのスカルノハッタ港の4カ所に限定されていますが、りんごについては日本産りんごが生産国の認定を受けたことで、この制限は適用除外となりました。

防疫の対象となる病害虫の種類は、農業大臣規則No. 51/Permentan/KR.010/9/2015の添付資料にて一覧で掲載されています。また、植物検疫では、食品安全性などの検査証明書の確認も合わせて行われます。植物検疫に必要な書類の種類については、農業大臣規則No. 14/Permentan/KR.050/4/2016に一覧があります。

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