ジェトロ・グローバル・アクセラレーション・ハブ シカゴ・ミネアポリス
製造業が盛んな中西部の歴史から、長期的な視野を持つ「ものづくり」経験豊富な人材や、質の高い素材・技術を目利きのできる人材が揃う。自動車・産業機械・ヘルスケア・ロジスティクス分野での強みがある地域です。
エコシステムの特徴・トレンド
- 製造業が盛んな中西部の歴史から、長期的な視野を持つ「ものづくり」経験豊富な人材や、質の高い素材や技術を目利きのできる人材が揃う。日本のプレゼンスも高い。
- 実際に工場や倉庫、開発拠点などのものづくりの現場や、自動車・産業機械・医療機器企業の本社や研究開発拠点などが集積。B2B産業に強み。
- シカゴは、世界最大の先物市場を擁し、中西部で最大のイノベーションエコシステムを持つ。製造業に係る技術では、カリフォルニアやニューヨークから現場を求めて展開する事例も。
- ミネアポリスは、医療機器・ヘルスケア産業の一大集積地。大企業の開発拠点を多く擁し、技術を社会実装化するためのエコシステムが発展している。
- カナダやスイスのヘルスケア企業も、ミネアポリスを米国参入の窓口としている。
提携先
Chicago Connectory
- シカゴ最大のインキュベーター1871とBOSCHが運営する、IoT特化のインキュベーター。独自の支援体制やネットワークのほか、提携先の1871 が有するリソース(VC4社の本部、350を超える投資家、7大学の拠点など)を活用できる。
- プロトタイプ作成の試作スペースを擁し、3Dプリンターや、レーザーカッター、プリント基板装置などが利用可能。機器の使用方法の指導やアドバイスを行うスタッフも在籍。

MEDICAL ALLEY
- メディカル・アレイは、メドトロニックや3M、Mayo Clinic等ヘルスケアのリーディングカンパニーが本拠地とする中西部ミネソタにあるヘルスケアの中心的機関。
- 移植可能な医療技術、共同ケア、革新的なヘルスプランモデルの発祥の地でもあり、スミソニアンが米国で6つの「偉大な発明の地」を認定している中で、唯一医療分野で認定されているのはメディカル・アレイのみ。
- メンバーには、世界有数のヘルスケア企業、最高ランクの病院等の関係者が数多く在籍。

メンター例
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Mr. Dennis Boecker (イノベーション戦略、IoT概論、コネクター)
- 米国ロバートボッシュの経験豊富な現役VPであり、自動車業界に深い経験とネットワークを有する。

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Mr. Mark Huntzinger (マーケティング、販路開拓、M&A)
- M2M通信機器企業における販路開拓のシニアダイレクターとしてスマートモビリティ、アセットマネジメント、医療、エネルギー、スマートシティ、産業機械などのB2B業界大手を顧客とし、収益を年率15%アップ。またM&Aコンサルティング企業では25件以上のM&Aを経験を有する。

- Mr. Stephen Otto(principal/CEO, Ottosphere Group)
- 日本にて、医療機器会社であるCoulter Corporation社(血球計数装置)、Meridian Instruments社(免疫研究装置)、Electa AB社(がん治療・神経分析装置)立ち上げから経営を通算25年間行った経験を有する。上記分野を得意とするが、これ以外もメンタリング可能。

- Mr. Greg Cash(principal/CEO, Argent International)
- 上場・非上場企業複数社のCEO。それ以前は20年にわたるセールスおよびマーケティングの経験を有する。動物医療、生体材料、心臓電気生理学、心臓血管外科、心肺、クリティカルケア、糖尿病、一般・血管外科、インターベンショナル・カーディオロジー、整形外科、疼痛管理、心臓突然死、トランスカテーテル心臓弁の分野を特に得意とする。

コワーキングスペースの無料提供
あり:拠点設立準備とネットワーキング機会を提供するためコワーキングスペースを3ヶ月無料で提供。
※コワーキングスペースはChicago Connectoryのみ提供いたします。
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ジェトロ担当者
- 橋本 翼(はしもと つばさ)
- 2017年11月よりシカゴ事務所に駐在し、中西部12州を管轄地域として、日本企業の米国進出支援や米国企業の日本企業との協業連携支援などを担当。スタートアップの新規拠点設立から大企業の工場立地選定まで、幅広く担当しています。

ご質問・お問い合わせ
ジェトロ・スタートアップ支援課
Tel:03-3582-5770
E-mail: JHUB@jetro.go.jp