ルーマニア、5カ月半の暫定政権を経て新内閣発足、ニクレスク首相が就任

(ルーマニア)

ブカレスト発

2026年11月02日

ルーマニアのニクショル・ダン大統領は10月5日、元外交官で無所属のルカ・ニクレスク氏を首相に任名した。新首相率いる新内閣は10月20日、上下両院合同会議で信任投票に付され、賛成280票、反対58票で承認された(国営通信社「アジェルプレス」10月20日)。ニクレスク氏は、2026年5月5日にイリエ・ボロジャン内閣に対する不信任決議が可決されて以降(2026年5月8日記事参照)、ダン大統領が指名した4人目の首相候補だった。今回の承認により、約5カ月半続いた暫定政権に終止符が打たれた。新内閣は社会民主党(PSD)の閣僚を中心に構成される。

同日に首相府で初閣議後に記者会見したニクレスク首相は、「約6カ月にわたる暫定政権の間、多くの緊急課題が積み上がっており、それらを全権限を持つ政府として解決していく」と述べ、財政赤字の削減や税徴収の改善、投資促進に取り組む考えを示した。

新内閣は、首相を含む無所属7人、PSD所属12人(1人は副首相兼務)に閣僚ポストが割り当てられた(添付資料表参照)。主要閣僚では、副首相兼内務相にマリアン・ネアクシュ(PSD)、運輸・インフラ相にシュテファン=オビディウ・ポパ氏(PSD)、財務相にアレクサンドゥル・ナザレ氏(無所属)、外相にセバスティアン=ダヌツ・ネクラエスク氏(無所属)、エネルギー相にドゥミトル・キシャリツァ氏(無所属)が就任した。

新政権が早期に具体的な成果を打ち出せるか注目が集まっている。

(本吉美友)

(ルーマニア)

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