ブラジルのブランド調査、EV部門で中国BYDが認知度首位

(ブラジル、中国)

サンパウロ発

2026年11月05日

ブラジルの現地紙「フォーリャ」と同紙グループの民間調査会社ダッタフォーリャは10月27日、ブラジルのブランド認知度調査「トップ・オブ・マインド」の2026年版の結果を発表した。調査は6月1~9日にかけて実施され、全国172市町村の16歳以上の男女7,560人を対象とした。73部門の製品およびサービスについて、最初に思い浮かぶブランドを尋ねた(注1)。

電気自動車(EV)部門では、中国EV大手の比亜迪(BYD)が回答の36%(前年比13ポイント増)を占めて首位となった。また、全部門の中で認知度の伸びが最も大きかったことから、2年連続で「トップ・パフォーマンス賞」を受賞した(注2)。

現地紙「フォーリャ」(10月27日付)によると、同社は2025年に広告宣伝費として2億5,500万レアル(73億9,500万円、1レアル=約29円)を投じた。また、BYDブラジル法人のアレシャンドレ・バルディシニア副社長兼マーケティング・営業統括責任者は同紙に対し、広告によりBYDブランドの価値を伝えるとともに、EV技術に対する誤解を解消し、理解を促進できると述べた。

BYDに次いで、フィアット、フォルクスワーゲン(VW)、テスラ、ゼネラルモーターズ(GM)、トヨタがそれぞれ2%で2位に並んだ。一方、EVブランドを1つも挙げられなかった回答者の割合は44%と依然として高いものの、2024年の60%、2025年の52%から低下した(注3)。

このほか自動車関連では、乗用車部門でフォルクスワーゲンが21%(前年比2ポイント減)、二輪車部門ではホンダが63%(同5ポイント減)、ピックアップトラック部門ではトヨタが23%で、それぞれ首位となった。

(注1)これら73の製品・サービス部門に加え、同調査では、その年に特に高い評価や実績を示したブランドを対象とする10の特別賞部門を設けており、全83部門で構成される。同調査は1991年に開始され、当初は12部門を対象としていた。

(注2)電気自動車部門は2024年に新設された。BYDは同部門で毎回首位となっており、2025年にも回答割合が前年の12%から23%(11ポイント増)へ上昇したことから、トップ・パフォーマンス賞を受賞した。同賞を2年連続で受賞したのは、2012年と2013年の韓国サムスン以来2社目となる。

(注3)ブラジルでは、バッテリー式電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、ハイブリッド車(HEV)の2025年新車登録台数割合は10.6%にとどまるものの、販売台数は近年急増している(2026年6月29日付地域・分析レポート参照)。

(エルナニ・オダ)

(ブラジル、中国)

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