OPECプラス加盟7カ国、11月の原油生産量も9月水準に据え置きへ

(中東、世界、サウジアラビア、ロシア)

調査部中東アフリカ課

2026年10月07日

サウジアラビア、ロシア、イラク、クウェート、カザフスタン、アルジェリア、オマーンのOPECプラス(注)加盟7カ国は10月4日に会合を開き、市場環境と見通しを検討した上で、11月の原油生産量について2026年9月の生産目標を維持することで合意した(10月4日付プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。7カ国は10月の原油生産量も9月の水準に据え置くことで合意しており(2026年9月8日記事参照)、2カ月連続の据え置きとなる。9月の原油生産量については日量18万8,000バレル増加させることで合意していた(2026年8月4日記事参照)。

11月の各国の生産目標(日量)は次のとおり。

  • サウジアラビア:1,047万8,000バレル(前月比横ばい)
  • ロシア:994万9,000バレル(同)
  • イラク:443万1,000バレル(同)
  • クウェート:267万6,000バレル(同)
  • カザフスタン:162万8,000バレル(同)
  • アルジェリア:100万7,000バレル(同)
  • オマーン:84万1,000バレル(同)

7カ国は今後も毎月会合を開催し、市場環境を点検していく方針を確認した。次回会合は11月1日に開催される予定。

原油価格は、6月の米国とイランによる戦闘終結に向けた覚書署名後に一時下落した。しかし、恒久的な和平合意には至っておらず、ホルムズ海峡やバブ・エル・マンデブ海峡を巡る供給懸念に加え、サウジアラビアの東西パイプラインへの攻撃に伴う施設の一時的な操業停止(2026年9月14日記事参照)を背景に上昇傾向にある。米国エネルギー情報局(EIA)によると、北海ブレント価格は9月15日に1バレル当たり130.80ドルまで上昇した。その後も高水準で推移しており、9月29日時点では北海ブレントが113.96ドル、米WTIが96.16ドルとなっている。

中東情勢の最新動向は「イスラエル・米国とイランの衝突を巡る中東情勢関連情報」を参照。

(注)OPECプラスは、OPEC加盟国に加え、ロシア、カザフスタン、アゼルバイジャン、メキシコ、オマーン、マレーシア、ブルネイ、バーレーン、南スーダン、スーダンなどのOPEC非加盟産油国で構成される。

(大家俊夫)

(中東、世界、サウジアラビア、ロシア)

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