米運輸省、メキシコ航空会社に対する路線制限措置を撤廃
(メキシコ、米国)
メキシコ発
2026年10月22日
メキシコのインフラ通信運輸省および外務省は10月16日、共同プレスリリースを発表し、米国運輸省(DOT)がメキシコの航空会社に対して課していた路線制限措置を即時撤廃したと明らかにした。これにより、メキシコ市国際空港(AICM)およびフェリペ・アンヘレス国際空港(AIFA)からの米国向け新規路線の申請・開設や増便が再び可能となる。DOTはこれまで、専用貨物便のAICMからAIFAへの強制移転や1時間当たりの発着枠削減が2国間協定に違反しているとして、メキシコの航空会社に対して既存および新規路線認可の取り消しを行う制限措置を課していた(注)。
両省はプレスリリースで、本決定を「両国間の航空ネットワークの拡充に向けた大きな前進」と歓迎した。今回の撤廃は、2026年5月に両国間で署名された協議覚書を契機に進められた対話と協力の結果とされる。両省は、「対話、主権の尊重、機関間協力、国際的なベストプラクティスの導入、安全性・効率性の強化を軸とした、航空分野における2国間関係の新たな段階への移行」を強調し、今後も米国当局との協調を継続する姿勢を示している。
全国航空輸送会議所(CANAERO)は今回の決定について、「業界に確実性をもたらし、観光、貿易、および両国の経済統合に資する重要な一歩で、旅客・貨物サービスの発展を後押しするものだ」と歓迎し、引き続き当局および業界関係者と協力する姿勢を表明した。
今後、過去に認可取り消しや就航凍結の対象となっていたアエロメヒコ、ビバ・アエロブス、ボラリスなどの各路線について、運航再開や新規就航に向けた手続きが進むとみられる。
(注)米国運輸省によるメキシコの航空会社路線の認可取り消しおよび関連経緯については、2025年10月31日記事を参照。
(深澤竜太)
(メキシコ、米国)
ビジネス短信 b29be7f82e6249d0





閉じる