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9月のカナダ消費者物価指数、前年同月比3.1%上昇
(カナダ)
トロント発
2026年10月29日
カナダ統計局が10月19日に発表した2026年9月の消費者物価指数(CPI)
は、前年同月比3.1%の上昇となり、8月(3.0%、2026年9月25日記事参照)から0.1ポイント拡大した(添付資料表参照)。
統計局は物価上昇の主な要因として、エネルギー価格の上昇を挙げた。エネルギー価格は前年同月比19.0%上昇と、8月の15.4%上昇から加速した。中でもガソリン価格は27.8%上昇と、8月の22.8%上昇を上回った。背景には、中東情勢を巡る不透明感などを受けた原油価格の上昇があるとしている。
一方、食品店で購入する食料品価格(注)は前年同月比1.7%上昇と、8月の2.8%上昇から伸びが鈍化し、2024年5月以来の低い水準となった。生鮮野菜や砂糖・菓子類の価格下落に加え、牛肉や調理食品などの価格上昇率が鈍化したことが寄与した。
住居費は前年同月比1.8%上昇と、8月の1.5%上昇から加速がみられ、住宅保険料や住宅修繕費の上昇とともに押し上げ要因となった。また、運輸部門も前年同月比8.4%上昇した。
発表を受けて、トロント・ドミニオン銀行のマネージングディレクター兼シニアエコノミスト、レスリー・プレストン氏は、エネルギー価格の上昇が幅広い物価上昇圧力につながっている兆候は限定的で、基調的なインフレ圧力は依然として穏やかとの見方を示した。同氏はまた、関税や不安定な対米貿易関係、軟調な雇用市場、債券利回りの上昇がカナダ経済の下振れリスクとなっていると指摘し、カナダ中央銀行は2026年内を通じて、政策金利を据え置くとの見通しを示した(「TDエコノミクス」10月19日)。
(注)この食料品価格には外食を含まない。添付表の項目「食料品」が外食を含むのと異なる。
(井口まゆ子)
(カナダ)
ビジネス短信 afeec65c18d957e0





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