米中間選挙で「投票する可能性が高い有権者」では、民主党候補の支持率が共和党候補を12ポイントリード、世論調査

(米国)

調査部米州課

2026年10月08日

経済誌「エコノミスト」と調査会社ユーガブは10月6日、11月の中間選挙などに関する世論調査結果(注1)を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。中間選挙での投票を想定した問いでは、民主党候補の支持率は47%で、共和党候補(38%)を9ポイント上回った。「投票する可能性が高い有権者(注2)」に限定すると、民主党候補の支持率が12ポイントリードした。

国民にとっての重要事項としては、「インフレ・物価」が最も高く36%で、前週(31%)から5ポイント上昇した。「雇用・経済」(11%)、「ヘルスケア」(8%)、「移民問題」(8%)、「関税・政府支出」(7%)が続いた。

ドナルド・トランプ大統領の経済対応に対する純支持率(支持率と不支持率との差)はマイナス34ポイント(支持率31%、不支持率65%)、インフレ対応はマイナス41ポイント(28%、69%)と低迷している。

トランプ氏の執務全体に対する支持率は38%、不支持率は60%で、純支持率はマイナス22ポイントとなり、前週(マイナス26ポイント)より改善した(2026年10月1日記事参照)。

AIの利用や開発を制限する政策を掲げる候補者を支持する傾向に

CBSニュースが9~10月に実施した世論調査外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(注3)によれば、人工知能(AI)政策について、中間選挙でどのような候補者が望ましいか聞いたところ、AIの利用や開発を「制限する政策を掲げる候補者」が53%と、「促進する政策を掲げる候補者」(22%)を大きく上回った。AI政策について「重視しない」は25%だった。「制限する政策を掲げる候補者」が望ましいと回答した有権者の72%は、民主党候補者に投票するとしている(共和党候補者27%)。

地元でのデータセンターの建設について、「反対する候補者」が望ましいとする回答は56%で、「支持する候補者」(14%)を大幅に上回った。データセンターについて「重視しない」との回答は30%だった。「反対する候補者」が望ましいとする有権者の71%は、民主党候補者に投票するとしている(共和党候補者28%)。

CBSニュースの連邦下院選挙予測モデル(10月4日)では、民主党の獲得議席は229議席(獲得幅216~237議席)、共和党は206議席(同198~219議席)と見込んでいる。下院で多数派を占めるには218議席が必要となる。

(注1)実施時期は2026年10月2~5日。対象者は全米の登録有権者1,381人。

(注2)今回の調査から、「厳格な基準」を採用。既に投票済み、または「確実に投票する」と回答した登録有権者を指す。登録を予定していても調査時点で未登録の人や、登録済みでも投票するかどうかが不確かな人は含まれない。

(注3)実施時期は2026年9月30日~10月2日。対象者は全米の成人2,166人。

(松岡智恵子)

(米国)

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