CATL、セレスと協力協定を締結、セレス工場内で第2期生産ライン建設を加速

(中国)

成都発

2026年10月26日

中国の重慶市に本社を置く新エネルギー車メーカーの賽力斯集団(セレス)は10月10日、中国の車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)と長期的な戦略的提携の深化に関する協力協定を締結したと発表した。締結式には、張興海・セレス董事長、曽毓群・CATL董事長らが出席した。セレスの発表によると、本協定に基づき、両社はバッテリーの安全性、サプライチェーンの連携、グローバルエコシステムなどの分野で提携を強化するとした。

CATLの発表によると、同社はセレス重慶工場内で、年間10~12ギガワット時(GWh)の生産能力を有する第2期の生産ライン建設を加速するとしている。CATLは2025年6月にセレスの工場内にCTP2.0高性能電池パックを生産する2本のラインを稼働しており、他社工場内に初めて同社の生産ラインを建設することにより、従来の工場外からの部品供給方式に比べ、より短いサイクルで納品を実現すると発表していた(2025年7月16日記事参照)。

なお、同発表によるとセレスと華為技術(ファーウェイ)が共同で展開するNEVブランド「問界(AITO)」(注)は、設立以来全シリーズにCATLの電池を搭載しており、AITOの累計販売台数は120万台を突破している。今回の第2期生産ライン完成後、セレス工場内のCATLの生産能力はさらに拡大し、第1期と合わせて年間20GWh以上の生産能力になることを見込むとした。

今後、両社は共同でサプライチェーンの強靭(きょうじん)化と生産能力の向上を図るほか、グローバル展開においては、欧州、中東、中央アジアなどの市場開拓の面でも連携するとしている。動力電池や蓄電池分野での企業連携については、工業情報化部が2025年11月に、同分野の有力企業を集めて開催した座談会において、企業に対して産業チェーンを通じた他企業との協力・連携を強化し、シナジー効果を発揮することを求めていた(2025年12月8日記事参照)。

(注)問界(AITO)は、セレスが中国の大手テクノロジー企業のファーウェイと共同開発した車種。

(王植一)

(中国)

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