米ニューハンプシャー州連邦上院選世論調査で民主党候補が優位、選挙予想も民主党やや優勢に
(米国)
調査部米州課
2026年10月08日
米国の非営利団体AARPは10月6日、ニューハンプシャー(NH)州の連邦上院選挙などに関する世論調査結果
(注1)を発表した。連邦上院選挙を想定した問いでは、民主党候補のクリス・パパス連邦下院議員の支持率は51%と共和党候補のジョン・スヌヌ元連邦上院議員(44%)を7ポイント上回った。
調査会社ユーガブが9~10月に実施した世論調査(注2)でも、同州の連邦上院選挙を想定した問いで、民主党のパパス氏の支持率が51%と共和党のスヌヌ氏(43%)を8ポイント上回った。
NH州は連邦上院議会の民主党の現有議席で、民主党が多数派となるためには守るべき議席となっている。選挙情報サイトのクック・ポリティカル・レポート(CPR)が、多くの選挙予想を民主党寄りに変更する中、9月中旬にNH州連邦上院選の選挙予想格付けを「民主党やや優勢」から「接戦」に変更していた(2026年9月16日記事参照)。
共和党に比べて民主党のNH州での選挙資金投入の遅れが指摘されていたが、その後、世論調査でパパス氏に有利な展開が続き、CPRは10月6日に「民主党やや優勢」に戻した。勝敗予想格付けは、(当選)確実、かなり優勢、やや優勢、接戦の順となる。
民主党にとっては、ドナルド・トランプ大統領の支持率低下で有権者の不満をうまく取り込むことがカギになる。共和党のスヌヌ氏は、選挙戦をあくまで地元主導のものとし、ホワイトハウスとは一線を画す姿勢を示そうとしてきた。その一方で、スヌヌ氏は選挙戦において、トランプ氏の支持者や資金力にも期待を寄せている(「ワシントン・ポスト」紙10月3日)。
また、スヌヌ氏は、同州知事選挙で再選が有力視される共和党候補ケリー・アヨット氏がスヌヌ氏の追い風になることも期待しているという。上記AARPの世論調査によれば、同州の州知事選挙を想定した問いでは、アヨット氏の支持率は52%と民主党候補のシンド・ウォーミントン氏(45%、元州行政委員)を上回る。
(注1)実施時期は2026年9月28~29日。対象者は、NH州の投票予定者1,042人。
(注2)実施時期は2026年9月28日~10月5日。対象者はNH州の投票予定者1,520人。
(松岡智恵子)
(米国)
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