米ニューハンプシャー州の連邦上院選世論調査で民主・共和候補が互角、選挙予想は共和党寄りに変更され接戦に
(米国)
調査部米州課
2026年09月16日
米国の調査会社コエフィシエントは9月15日、ニューハンプシャー(NH)州の中間選挙の世論調査結果(注1)を発表
した。同州の連邦上院選挙を想定した問いでは、民主党候補のクリス・パパス連邦下院議員と共和党候補のジョン・スヌヌ元連邦上院議員の支持率は同率の46%だった(未定は9%)。
州知事選挙を想定した問いでは、共和党候補の現職ケリー・アヨット氏の支持率が55%と民主党候補のシンド・ウォーミントン元州行政委員(34%)を大きく上回った。
選挙情報サイトのクック・ポリティカル・レポート(CPR)は9月15日、同州の連邦上院選挙の予想格付けを「民主党やや優勢」から「接戦」に変更すると発表した(注2)。
勝敗予想格付けは、(当選)確実、かなり優勢、やや優勢、接戦の順となる。
ここ数カ月、他州の上院選では民主党に有利な動きが見られる一方(2026年9月14日記事参照)、議会専門誌「ザ・ヒル」はNH州について全国的な傾向とは異なると指摘している。州知事選でも共和党候補が支持されており、また、州内で人気のある政治家一家の出身であるスヌヌ氏に対して好意的な感情を抱く有権者も少なくない(議会専門紙「ザ・ヒル」9月15日、注3)。
共和党系政治活動委員会「ノー・ゴーイング・バック」は、連邦下院選および上院選の接戦選挙区において、約2,100万ドルの支出を行ったという(CNBC9月14日、注4)。
11月の中間選挙で民主党が連邦上院議会の多数派となるには、現有議席を守りつつ、さらに4議席を共和党から奪還することが必要だ。NH州は民主党が守るべき現有議席の1つとして重視される。
州知事選の動向は2026年4月22日付地域・分析レポート、上院選の動向は2026年7月3日付地域・分析レポート参照。
(注1)実施時期は2026年9月9~11日。対象者はNH州の投票予定者958人。
(注2)CPR(9月15日付)が連邦上院選挙で接戦と予想するのは、NH州以外でアラスカ、アイオワ、メーン、ミシガン、オハイオ、テキサスの6州。
(注3)ジョン・スヌヌ氏の弟は前州知事のクリス・スヌヌ氏、父親のジョン・スヌヌ氏も1980年代に同州知事や州共和党委員長を務めた。
(注4)支出の大部分は、民主党の上院議員候補との対戦に向けられた。その内訳は、NH州パパス氏に対する180万ドル以外に、オハイオ州元連邦上院議員シェロッド・ブラウン氏に対する約670万ドル、ミシガン州元ウェイン郡保健局長アブドゥル・エルサイード氏に対する380万ドル、ノースカロライナ前州知事ロイ・クーパー氏に対する290万ドル、ジョージア州連邦上院議員ジョン・オソフ氏に対する約78万ドルなどだ。
(松岡智恵子)
(米国)
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