2027年大統領選の候補者出そろう、ティヌブ大統領が再選目指す

(ナイジェリア)

ラゴス発

2026年10月14日

ナイジェリア独立選挙管理委員会(INEC)のジョアッシュ・アムピタン委員長は10月5日の記者会見で、2027年1月16日の大統領選挙に向け、22の登録政党のうち18党が大統領候補を擁立したと明らかにした。新ナイジェリア人民党(NNPP)は候補者差し替え期間中に大統領候補指名を撤回した一方、全進歩大連合(APGA)、協調党(AP)、青年党(YP)は候補者を擁立しなかったと説明した。

2027年1月16日に実施される大統領選挙の正副大統領候補の最終リストは9月12日に公表されており、再選を目指す現職のボラ・ティヌブ大統領が率いる与党・全進歩会議(APC)と、主要野党候補との選挙戦が本格化している。与党APCは、いずれも現職のティヌブ大統領を大統領候補、カシム・シェッティマ副大統領を副大統領候補として擁立した。

これに対し、アティク・アブバカル元副大統領はアフリカ民主会議(ADC)から大統領に立候補し、副大統領候補にはチブイケ・ロティミ・アマエチ元運輸相を指名した。また、ピーター・オビ元アナンブラ州知事はナイジェリア民主会議(NDC)から立候補し、副大統領候補にはラビウ・ムサ・クワンクワソ元カノ州知事を指名した。

前回の2023年大統領選では、アティク氏は人民民主党(PDP)、オビ氏は労働党(LP)、クワンクワソ氏は新ナイジェリア人民党(NNPP)の候補として立候補した(2023年3月1日記事参照)。今回はアティク氏がADC、オビ氏とクワンクワソ氏がNDCから立候補しており、野党勢力の再編がうかがえる。1999年から2015年まで連邦政府の政権を担ったPDPは、元上院議員のサンディ・オノール氏を大統領候補として擁立した。

ナイジェリアでは一般に、大統領候補と副大統領候補について、北部・南部およびイスラム教徒・キリスト教徒のバランスを考慮した組み合わせが採用される。今回もADCやNDCなど主要野党の多くがこうした構成を採用した。一方、与党APCのティヌブ大統領とシェッティマ副大統領はいずれもイスラム教徒であり、2023年選挙に続き「ムスリム・ムスリム・チケット」を維持した。

今後、INECは12月15日に有権者登録簿を公表し、同29日に投票実施公告を発出する予定だ。選挙運動は2027年1月14日に終了し、大統領選挙および国民議会選挙は1月16日に実施される。その後、州知事選挙および州議会選挙が2月6日に実施される予定となっている(2026年7月12日記事参照)。

(奥貴史)

(ナイジェリア)

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