米ウェイモ、カナダ初進出を発表、トロントで2028年のロボタクシーサービス提供開始目指す

(カナダ、米国)

調査部米州課

2026年10月30日

米国の自動運転開発企業ウェイモは10月16日、カナダに初進出し、トロントでロボタクシー(完全自動運転による配車)サービスの開始に向けた準備に着手すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。2028年からのサービス提供開始を目指し、まずは手動運転で市内を走行して高精細地図を作成する。その後、訓練を受けた自動運転の専門スタッフが運転席に乗車して試験走行を行い、自動運転システムの現地環境への適応状況を検証する。同社は、オンタリオ州運輸省から「自動運転車パイロット・プログラム(AVPP、注)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」への参加承認を受けており、公道での走行は、同プログラムに基づいて行われる。

トロントでの事業展開に当たっては、同市に拠点を置く車両管理大手エレメント・フリート・マネジメントと提携する。両社は6月に、ウェイモの自動運転車両の大規模展開を支援する複数年の戦略的提携を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますしており、エレメントは10月に一般ユーザー向けの配車サービスが始まった米カリフォルニア州サンディエゴでの事業展開にも参画している。両社は、車両整備、検証走行、顧客サービスなどの業務で、将来的に数百人規模の雇用を創出する方針だ。また、サービス開始に向け、英国ジャガーの電動SUV(スポーツ用多目的車)「I-PACE」を少数投入し、段階ごとに台数を増やしていく予定だ。

(注)オンタリオ州は2016年、安全確保のため運転手の同乗を義務付けるなどの条件の下、公道での自動運転車の走行試験を認める10年間の「自動運転車パイロット・プログラム」を開始した(2025年5月8日記事参照)。同プログラムは、2027年10月13日までに実施が延長されている。同州には関連制度として、自動運転システムを搭載した重量4,500キログラム超のトラックを対象とする「自動商用車(ACMV)パイロット・プログラム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」がある。

(木村勇翔)

(カナダ、米国)

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