ファミリーマートがベトナム北部へ本格進出、ハノイには5年で300店舗目指す
(ベトナム、日本)
ハノイ発
2026年10月05日
日系大手コンビニチェーンのファミリーマートは9月19日、ハノイ市でグランドオープンセレモニーを開催し、ベトナム国内201店舗目となるロイヤルシティ店をオープンした。ベトナム南部を中心に事業展開してきた同社にとって北部への本格進出となる。ハノイ市内では8月20日に一部店舗を先行オープンしており、同店は市内6店舗目となる。
ファミリーマートのベトナム1号店は、2009年12月に南部ホーチミン市で開業した。以降は、ベトナム南部を中心に店舗網を拡大してきた。日系コンビニチェーンのハノイ市進出は、2025年6月に出店したセブン‐イレブンに続く(2025年6月12日記事参照)。今回のハノイ進出により、同社は南北主要都市をカバーする店舗網の構築を進める。日系コンビニ大手2社が相次いでハノイ市場に参入したことは、同市場における北部での事業機会が拡大していることを示す動きといえる。
同日のグランドオープンセレモニーで、ファミリーマートベトナムの北島義典ゼネラルダイレクターは「1億人以上の人口を抱え、国民の平均年齢が33歳という若く活気のあるベトナムは、今後も飛躍的に成長する市場だと確信している」と述べた。また、「2026年度末までにハノイで20店舗体制を目指すとともに、5年後にはハノイで300店舗以上を展開したい。将来的にはベトナム全土で1,000店舗体制を目指す」との方針を示した。ハノイ市を中心とする北部地域では、所得水準の向上や都市化の進展を背景に小売市場は成長を続けており、コンビニエンスストアへの需要拡大が見込まれている。ファミリーマートはこうした市場成長を取り込み、店舗網の拡充を進める方針だ。
小売・外食分野では、これまで北部ハノイ市は南部ホーチミン市を追随するかたちで発展してきた。コンビニエンスストアの出店拡大は、低温物流網(コールドチェーン)の整備や弁当・総菜など中食向け食品製造の需要拡大を促す可能性がある。日系コンビニチェーンの出店拡大を通じて、関連する物流・食品加工分野への投資やビジネス機会の拡大も期待される。
グランドオープンセレモニーの様子(ジェトロ撮影)
新たにオープンしたロイヤルシティ店(ジェトロ撮影)
(河野尭広)
(ベトナム、日本)
ビジネス短信 436d6fde22918d53





閉じる