サウジアラビアの首都と南部の国際空港に攻撃、死傷者が発生

(サウジアラビア、イエメン、中東)

リヤド発

2026年10月09日

サウジアラビア民間航空総局(GACA)は10月7日、南部アシール州のアブハー国際空港と首都リヤドのキング・ハーリド国際空港が攻撃を受けたと発表した。同日付サウジアラビア国営通信(SPA)によると、アブハー国際空港ではモロッコ国籍およびアルジェリア国籍の女性2人が死亡したほか、サウジアラビア、バングラデシュ、フィリピン国籍を含む28人が負傷した。また、キング・ハーリド国際空港ではスーダン国籍の1人が死亡したほか、サウジアラビア国籍5人、エジプト国籍2人、パキスタン国籍1人の8人が負傷したと報じた。負傷の程度は軽傷から重体までさまざまで、両空港の施設にも被害が生じた。

負傷者は全員病院に搬送され、適切な治療を受けたという。GACAは現在、関係当局と連携して被害状況の評価や施設の安全確認を進めるとともに、旅客の安全確保および同国の民間航空システムの安全・保安維持に必要な措置を講じているとしている。

また、10月8日付ロイターによると、イエメンの武装組織フーシ派は同日、キング・ハーリド国際空港を弾道ミサイルで攻撃したと発表した。今回の攻撃は、フーシ派と、サウジアラビアが支援するイエメン政府軍との戦闘が激化する中で発生した。フーシ派はこれまでも、サウジアラビア国内の空港や石油関連施設などのインフラを繰り返し攻撃している(2026年10月6日記事参照)。サウジアラビア主導連合軍は、今回の空港攻撃について「不問にしない」として報復を表明し、フーシ派が支配するイエメン北部などで、80カ所超の軍事拠点を攻撃したとしている。

中東情勢の最新動向は「イスラエル・米国とイランの衝突を巡る中東情勢関連情報」を参照。

(林憲忠)

(サウジアラビア、イエメン、中東)

ビジネス短信 2f31fdcb5cac3ce4